color
CSS の color
プロパティは、要素のテキストやテキスト装飾における前景色の色の値を設定し、 currentcolor
の値を設定します。currentcolor
は他のプロパティの間接的な値として使用される可能性があり、 border-color
のような他の色に関するプロパティの既定値にもなったりします。
試してみましょう
HTML における色の使用の概要については、CSS を使用した HTML 要素への色の適用をご覧ください。
構文
/* キーワード値 */
color: currentcolor;
/* <named-color> 値 */
color: red;
color: orange;
color: tan;
color: rebeccapurple;
/* <hex-color> 値 */
color: #090;
color: #009900;
color: #090a;
color: #009900aa;
/* <rgb()> 値 */
color: rgb(34, 12, 64, 0.6);
color: rgba(34, 12, 64, 0.6);
color: rgb(34 12 64 / 0.6);
color: rgba(34 12 64 / 0.3);
color: rgb(34 12 64 / 60%);
color: rgba(34.6 12 64 / 30%);
/* <hsl()> 値 */
color: hsl(30, 100%, 50%, 0.6);
color: hsla(30, 100%, 50%, 0.6);
color: hsl(30 100% 50% / 0.6);
color: hsla(30 100% 50% / 0.6);
color: hsl(30 100% 50% / 60%);
color: hsla(30.2 100% 50% / 60%);
/* グローバル値 */
color: inherit;
color: initial;
color: revert;
color: unset;
color
プロパティは単一の <color>
値で指定します。
なお、値は color
の形でなければなりません。 <gradient>
は実際の型が <image>
であるため使用できません。
値
<color>
-
要素のテキストや装飾部分の色を設定します。
アクセシビリティの考慮
背景色とその上に配置されたテキストの色のコントラスト比が、弱視の人がページのコンテンツを読むことができる程度に高いことを確認することが重要です。
色のコントラスト比は、テキストおよび背景色の明度の値を比較することで決定されます。現在のウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン (Web Content Accessibility Guidelines, WCAG) によれば、文字列コンテンツで 4.5:1 以上、見出しのような大きめの文字列で 3:1 以上のコントラスト比が求められています。大きめの文字列とは、太字ならば 18.66px 以上、または 24px 以上と定義されています。
公式定義
初期値 | canvastext |
---|---|
適用対象 | すべての要素とテキスト。 ::first-letter および::first-line にも適用されます。 |
継承 | あり |
計算値 | 色の計算値 |
アニメーションの種類 | 計算値の型による |
形式文法
color =
<color>
例
テキストを赤くする
以下の例はすべて、要素のテキストを赤色にします。
p {
color: red;
}
p {
color: #f00;
}
p {
color: #ff0000;
}
p {
color: rgb(255, 0, 0);
}
p {
color: rgb(100%, 0%, 0%);
}
p {
color: hsl(0, 100%, 50%);
}
/* 50% 透過 */
p {
color: #ff000080;
}
p {
color: rgba(255, 0, 0, 0.5);
}
p {
color: hsla(0, 100%, 50%, 0.5);
}
仕様書
Specification |
---|
CSS Color Module Level 4 # the-color-property |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser