-moz-user-input
非標準: この機能は標準ではなく、標準化の予定もありません。公開されているウェブサイトには使用しないでください。ユーザーによっては使用できないことがあります。実装ごとに大きな差があることもあり、将来は振る舞いが変わるかもしれません。
非推奨: この機能は非推奨になりました。まだ対応しているブラウザーがあるかもしれませんが、すでに関連するウェブ標準から削除されているか、削除の手続き中であるか、互換性のためだけに残されている可能性があります。使用を避け、できれば既存のコードは更新してください。このページの下部にある互換性一覧表を見て判断してください。この機能は突然動作しなくなる可能性があることに注意してください。
Mozilla アプリケーションでは、 -moz-user-input
はある要素がユーザの入力を受け付けるかどうかを決定します。
css
/* キーワード値 */
-moz-user-input: none;
-moz-user-input: enabled;
-moz-user-input: disabled;
/* グローバル値 */
-moz-user-input: inherit;
-moz-user-input: initial;
-moz-user-input: unset;
<textarea>
のようなユーザーからの入力を通常受け付ける要素では -moz-user-input
の初期値は enabled
です。
メモ: -moz-user-input
は、 CSS 3 の user-input
プロパティの先行実装案の一つでしたが、これはまだ (実装を要求する) 勧告候補に達していません。類似のプロパティ user-focus
が CSS3 UI 仕様の前身であった初期の草稿 で提案されましたが、作業グループによって却下されました。
構文
値
- none
-
要素はユーザーからの入力に反応せず
:active
にならない。 - enabled
-
要素はユーザーからの入力を受け付ける。テキストボックスではこれが標準の動作。この値は Firefox 60 以降は対応していませんので注意してください (Firefox バグ 1405087)。
- disabled
-
要素はユーザーからの入力を受け付けない。しかし、これは
disabled
を true にするのとは等しくなく、要素は普通に (無効にならずに) 描画される。この値は Firefox 60 以降は対応していませんので注意してください (Firefox バグ 1405087)。
公式定義
形式文法
例
要素のユーザー入力の無効化
css
input.example {
/* ユーザーはテキストの選択はできますが変更はできません。 */
-moz-user-input: disabled;
}
仕様書
どの標準にも含まれていません。
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser