<frequency>

<frequency>CSSデータ型で、話し声の高さなどの周波数の値を表します。今のところ、どの CSS プロパティでも使われていません。

構文

<frequency> データ型は、 <number> とその後に以下に挙げる単位のうちの一つから成ります。他の CSS の数値と同様、単位と数値の間には空白を置きません。

単位

Hz

周波数をヘルツで表します。例: 0Hz1500Hz10000Hz

kHz

周波数をキロヘルツで表します。例: 0kHz1.5kHz10kHz

メモ: 0 の数値は単位に関わらず常に同じですが、単位は省略できません。言い換えれば、 0 は無効で 0Hz0kHz を表すものではありません。単位の大文字と小文字は区別されませんが、国際単位系の表記に従って、 HzkHz の H を大文字にするのが良い習慣です。

有効な周波数の値

12Hz     正の整数
4.3Hz    非整数
14KhZ    単位は大文字小文字を区別しません(ただ、国際単位系の表記が推奨されます)
+0Hz     先行する + のあるゼロと単位
-0kHz    先行する - のあるゼロと単位

無効な周波数の値

12.0     これは <number> であり、<frequency> ではありません。単位が必須です。
7 Hz     数値と単位の間に空白を置いてはいけません
0        単位のないゼロは <length> では利用できますが、<frequency> では無効です。

仕様書

Specification
CSS Values and Units Module Level 4
# frequency

メモ: このデータ型は初め、 CSS Level 2 の現在は廃止された aural メディア種別で、音声の高さを定義するために導入されました。現時点ではこのデータ型を使う CSS プロパティはありませんが、 CSS 3 で <frequency> データ型が再導入されました。

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

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