CSS アットルール関数

CSS アットルール関数は、複雑なルールを表したり、特別なデータ処理や計算を呼び出すことができるアットルール文です。

構文

css
@identifier 関数([引数]? [, 引数]!) {
}

構文はアット記号 @import などのアットルール識別子で始まります。これにアットルール関数の名前、例えば url などが続き、開き括弧と閉じ括弧のペアが続きます。括弧の中に 1 つ以上の引数を指定します。

アットルール関数によっては複数の引数を取ることができ、それらは CSS のプロパティ値に似た書式になります。ホワイトスペースは許されますが、括弧の中はオプションです。複数の引数はカンマかスペースを使用して区切ることができます。

@import 関数

@import アットルールは、他のスタイルシートからスタイルをインポートするために使用します。

@import url()

指定した URL からスタイルシートファイルをインポートします。

@import src()

指定したソースからスタイルシートファイルをインポートします。

@import supports()

ブラウザーの対応状況に基づいてスタイルシートファイルをインポートします。

@import layer()

指定されたカスケードレイヤーの中にスタイルシートファイルをインポートします。

@supports 関数

@supports アットルールは、指定した CSS 機能のブラウザーの対応状況を調べ、 CSS スタイル設定を行います。

@supports selector()

指定するセレクター構文へのブラウザーの対応を調べた上で、CSS ルールを適用します。

@supports font-tech()

指定するフォント技術にブラウザーが対応しているかを調べた上で、CSS ルールを適用します。

@supports font-format()

指定するフォント形式へのブラウザーの対応を調べた上で、CSS ルールを適用します。

@namespace 関数

@namespace アットルールは、CSS スタイルシートで使用する XML 名前空間を指定します。

@namespace url()

XML 名前空間を指定した URL から定義します。

@namespace src()

XML 名前空間を指定したソースから定義します。

@container 関数

@container アットルールは、封じ込めコンテキストのスタイル設定を指定するために使用します。

@container style()

封じ込めコンテキストのスタイルを定義します。