CSS の rotate3d()
関数は、要素を三次元空間内の固定した軸を中心に、変形させずに回転させます。結果は <transform-function>
データ型になります。
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3D 空間では、回転には三次元の自由度があり、これらが一緒になって単一の回転軸を表します。回転軸は [x, y, z] ベクトルによって定義され、 (transform-origin
プロパティで定義される) 原点を通過します。もし、指定値として、ベクトルが正規化されていない場合 (すなわち、3つの座標の2乗の合計が1ではない場合)、ユーザーエージェントが内部的に正規化します。正規化できないベクトル、例えば null ベクトル [0, 0, 0] では、回転が無視されますが、 CSS プロパティ全体を無効化はしません。
構文
rotate3d()
で行う回転の量は、3つの <number>
および1つの <angle>
で指定します。 <number>
は回転軸を表すベクトルの X, Y, Z 座標を表します。 <angle>
は回転角を表します。正の数の場合、回転方向は時計回りで、負の数の場合、回転方向は反時計回りになります。
rotate3d(x, y, z, a)
値
x
<number>
で、回転軸を表すベクトルの X 座標を表し、 0 から 1 までの値を取ります。y
<number>
で、回転軸を表すベクトルの Y 座標を表し、 0 から 1 までの値を取ります。z
<number>
で、回転軸を表すベクトルの Z 座標を表し、 0 から 1 までの値を取ります。a
<angle>
で、回転する角度を表します。正の数の角度は時計回りの回転を、負の数の角度は反時計回りの回転を表します。
ℝ2 のデカルト座標 | この変形は三次元空間に適用され、平面で表すことはできません。 |
---|---|
ℝℙ2 の同次座標 | |
ℝ3 のデカルト座標 | ![]() |
ℝℙ3 の同次座標 | ![]() |
例
Y 軸に沿って回転
HTML
<div>Normal</div>
<div class="rotated">Rotated</div>
CSS
body {
perspective: 800px;
}
div {
width: 80px;
height: 80px;
background-color: skyblue;
}
.rotated {
transform: rotate3d(0, 1, 0, 60deg);
background-color: pink;
}
結果
独自の軸に沿って回転
HTML
<div>Normal</div>
<div class="rotated">Rotated</div>
CSS
body {
perspective: 800px;
}
div {
width: 80px;
height: 80px;
background-color: skyblue;
}
.rotated {
transform: rotate3d(1, 2, -1, 192deg);
background-color: pink;
}
結果
仕様書
仕様書 | 状態 | 備考 |
---|---|---|
CSS Transforms Level 2 rotate3d() の定義 |
編集者草案 | 初回定義 |
ブラウザーの互換性
<transform-function>
データ型の互換性情報をご覧ください。