Firefox 38 for developers

Firefox 38 は、米国時間 2015 年 5 月 12 日にリリースされました。この記事では、ウェブ開発者だけでなく、Firefox や Gecko の開発者、アドオン開発者にとっても有用な主な変更点を挙げています。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

開発者ツール

CSS

HTML

  • <label> 要素でイベントターゲットとラベルの間にインタラクティブコンテンツがある場合は、イベントをターゲット要素に発行しないようになりました (バグ 229925)。
  • <picture> 要素を既定で有効にしました (バグ 1017875)。
  • コンテキストメニューや中クリックによるナビゲーションで、 <meta name="referrer"> に対応しました (バグ 1113431)。

JavaScript

インターフェイス/API/DOM

MathML

変更なし。

SVG

変更なし。

Audio/Video

変更なし。

ネットワーク

変更なし。

セキュリティ

  • Firefox では、ログインフォームを扱う際に autocomplete=false 属性を無視するようになりました (バグ 1025703)。これはパスワードマネージャーがより確実に動作できるようにすることで、より安全なパスワードの使用を促進しようとするものです。
  • ホワイトリストで明示されたウェブサイトを除き、TLS を使用する際は RC4 が無効になりました。このホワイトリストは、ウェブサイトが修正されるまでの経過措置です (バグ 1124039)。このフォールバック機能は設定項目 security.tls.unrestricted_rc4_fallback で制御されており、現在の既定値は true です (バグ 1138882)。
  • 安全でないバージョンの TLS へのフォールバックが必要なウェブサイトを、ハードコードされたホワイトリストに記載します。これは次第に削減する予定です (バグ 1114816)。 security.tls.insecure_fallback_hosts.use_static_listfalse に設定すると、ホワイトリストを無効化できます。

アドオン開発者と Mozilla 開発者向けの変更点

Add-on SDK

ハイライト

  • sdk/context-menu@2 を実装しました (バグ 1070952)。
  • sdk/addon/bootstrap を実装しました (バグ 1075541)。
  • sdk/windows/loader を削除しました (バグ 970135)。
  • Linux での、既定言語の検出機能を修正しました (バグ 1114712)。
  • toolkit/loader に、オプトインモジュールの互換性検証機能を搭載しました。これはすべての jpm アドオンに対して有効です (バグ 1037235)。

Electrolysis (E10s) 対応

詳細

XUL

変更なし。

JavaScript コードモジュール

Downloads.jsm

  • DownloadTarget オブジェクトが exists および size プロパティを持つようになりました。ダウンロード先のファイルがディスクに存在するかや、ファイルのサイズを確認できます。また、新規メソッド refresh() で、これらの値の更新を求めます。

XPCOM

  • "@mozilla.org/network/atomic-file-output-stream;1" および "@mozilla.org/network/safe-file-output-stream;1" は、PR_TRUNCATE を伴わずに PR_APPEND を渡した場合に例外が発生するようになりました (バグ 1117580)。
  • nsICompositionStringSynthesizer および nsIDOMWindowUtils.sendCompositionEvent を削除しました。代わりに nsITextInputProcessor を使用してください(バグ 917322)。
  • nsIDOMWindowUtils.sendKeyEvent() は非推奨になりました。代わりに nsITextInputProcessor を使用してください (バグ 1119609)。

過去のバージョン