Firefox 50 for developers

Firefox の最新の開発者向け機能を試すには、Firefox Developer Edition をインストールしてください。Firefox 50 は、米国時間 2016 年 11 月 15 日にリリースされました。このページでは、開発者に影響する Firefox 50 の変更点をまとめています。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

HTML

CSS

JavaScript

開発者ツール

HTTP

セキュリティ

ネットワーク

DOM

SVG

ドラッグ & ドロップ API

  • HTML Drag and Drop API を使用してドラッグアンドドロップしている複数のアイテムにアクセスできる、DataTransfer.items プロパティを実装しました。これを可能にするため、DataTransferItem および DataTransferItemList インターフェイスもサポートしました(Firefox バグ 906420)。これはデフォルトで有効です。
  • 古く廃止済みである、Firefox 固有のドラッグ & ドロップ API イベント dragdrop および draggesture のサポートを廃止しました。これらを使用し続けているコードは、 HTML ドラッグ & ドロップ API を使用するように更新してください (Firefox バグ 1162050

ポインターロック API

  • ポインターロック API の接頭辞を削除しました (Firefox バグ 991899)。
  • Firefox 50 より前のバージョンではドアハンガーを使用して requestPointerLock() を許可するかを問い合わせており、ユーザーが許可するまでポインターロックを有効化しませんでした。Firefox 50 より、ポインターロックは 全画面 API と同様に即座に許可されますが、終了方法をユーザーに説明する通知を表示します (Firefox バグ 1273351)。

IndexedDB

  • close イベントが、 IDBDatabase オブジェクトで対応するデータベースが意図せず閉じられたときに、送信されるようになりました (Firefox バグ 1151017)。

Service Workers

  • WindowClient.navigate() メソッドを実装しました。このメソッドで、Service Worker で制御されているクライアントウィンドウに、指定した URL を開くことができます (Firefox バグ 1218148)。

WebGL

WebRTC

  • MediaStream にトラックを追加すると、仕様書で示されているように addtrack イベントが発生するようになりました。このイベントは MediaStreamTrackEvent タイプであり、トラックが追加されたストリームで発生します。"addtrack" イベントを扱うために、MediaStream.addEventListener('addtrack', ...) または onaddtrack プロパティを使用できます。
  • MediaStreamTrack インターフェイスが、 ended イベントおよびそのイベントハンドラーをサポートしました。
  • Firefox で MediaStreamTrack.readyState プロパティをサポートしました。これは、トラックが生存中であるか永久に終了した状態であるかを示します。
  • MediaStreamTrackgetConstraints() および getSettings() メソッドを実装しました。それぞれ、カスタマイズしたプロパティ制約で直近に適用された値のセットを取得する、およびトラックで制限可能なすべてのプロパティの実際の値を取得するメソッドです。付随するデータ型もドキュメントに記載しています。
  • RTCDataChannel.stream プロパティを削除しました。これは Firefox 24RTCDataChannel.id に置き換えられましたが、後方互換性のためにサポートしていました。まだ id プロパティを使用するようにコードを更新していない場合は、必ず更新してください。

ウェブオーディオ API

Audio/Video

  • AlignSetting 列挙型 (VTTCue.align で使用可能な値を表す) が以前、誤って "center" ではなく "middle" を含んでいました。この問題を修正しました (Firefox バグ 1276130)。
  • 非標準かつ実験的な HTMLMediaElement.seekToNextFrame() メソッドが、メディア内の次のフレームを同期的ではなく非同期的にシークするようになりました。また、シークが完了すると fulfill になる Promise を返します。
  • HTMLTrackElement の実装を、ドキュメント内にない場合でも <track> 要素がリソースを読み込めるように修正しました (Firefox バグ 871747)。

バッテリー API

ファイルとディレクトリー

過去のバージョン