Firefox 133 for developers

このページでは、開発者に影響する Firefox 133 の変更点をまとめています。Firefox 133 は、米国時間 2024 年 11 月 26 日 にリリースされました。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

HTML

CSS

変更なし。

JavaScript

API

廃止

WebDriver への適合 (WebDriver BiDi, Marionette)

WebDriver BiDi

  • network.continueRequest コマンドで引数 url をサポートしました。リクエストをほかの URL へ透過的にリダイレクトできます (Firefox bug 1898158)。
  • 誤った寸法を伴って browsingContext.print を使用したときに InvalidArgumentError が発生するようになりました (Firefox bug 1886382)。
  • sandbox レルムで document.open の使用を許可するように script.evaluate および script.callFunction を修正しました (Firefox bug 1918288)。
  • メインナビゲーションの間に同一ドキュメント内のナビゲーションが発生したときに、browsingContext.load イベントに誤ったナビゲーション ID が入る場合がある不具合を修正しました (Firefox bug 1922327)。
  • ナビゲーションが原因で UnknownError としてコマンドが失敗する、別のエッジケースを修正しました (Firefox bug 1923899)。

Marionette

  • Wayland を使用する Linux で、ウィンドウの位置をよりよく制御するように Marionette を更新しました (Firefox bug 1857571)。
  • 要素をクリックあるいはクリアーしようとしたときに、要素に空の style 属性が残る場合がある不具合を修正しました (Firefox bug 1922709)。
  • UnexpectedAlertOpen エラーで送信されるエラーメッセージを、対応する警告の文字列を含むように更新しました (Firefox bug 1924469)。

アドオン開発者向けの変更点一覧

実験的なウェブ機能

以下の機能は Firefox 133 で新たに導入しましたが、デフォルトで無効です。これらを実験するには、about:config ページで適切な設定項目を検索して true に設定してください。実験的機能 のページで、さらに多くの機能を確認できます。

  • contenteditable の値 plaintext-only: dom.element.contenteditable.plaintext-only.enabled

    contenteditable グローバル属性の値 plaintext-only は、要素が編集可能であるがリッチテキスト形式が無効であり、貼り付けられたテキストの書式が自動的に除去されることを示します (Firefox bug 1922723)。

  • :has-slotted CSS 擬似クラス: layout.css.has-slotted-selector.enabled

    :has-slotted 擬似クラス は、ウェブコンポーネント をレンダリングするときに <slot> 要素へ追加したコンテンツがある <template> 内の要素へスタイルを設定するために使用します (Firefox bug 1921747)。

過去のバージョン