class

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class 宣言は、プロトタイプベースの継承を使って、指定された名前の新しいクラスを作成します。

クラス式を使ってクラスを定義することもで、その場合は再定義やクラス名の省略ができます。同じスコープでクラス宣言を同じ名前で行おうとすると、SyntaxError が発生します。

試してみましょう

構文

js
class name [extends otherName] {
  // クラス本体
}

解説

クラス式と同様、クラス宣言の内部は厳格モードで実行されます。constructor メソッドは省略可能です。

クラス宣言は letconst と同様に動作し、巻き上げが行われません(関数宣言とは異なります)。

単純なクラス宣言

次の例では、はじめに Rectangle という名前のクラスを定義し、次にそれを拡張して FilledRectangle という名前のクラスを作成します。

なお、コンストラクター (constructor) で使われている super() は、コンストラクター内でのみ使えること、 this キーワードの使用に呼び出さなくてはならないことに注意してください。

js
class Rectangle {
  constructor(height, width) {
    this.name = "Rectangle";
    this.height = height;
    this.width = width;
  }
}

class FilledRectangle extends Rectangle {
  constructor(height, width, color) {
    super(height, width);
    this.name = "Filled rectangle";
    this.color = color;
  }
}

クラスを二度宣言しようとする

クラス宣言を使って再度クラスを宣言すると、 SyntaxError が発生します。

js
class Foo {}
class Foo {} // Uncaught SyntaxError: Identifier 'Foo' has already been declared

クラス式を使って事前にクラスを定義していたときも、同じエラーが発生します。

js
let Foo = class {};
class Foo {} // Uncaught SyntaxError: Identifier 'Foo' has already been declared

Firefox のウェブコンソール (ツール > ウェブ開発者 > ウェブコンソール) などの REPL で実験しているときに、同じ名前のクラス宣言を 2 つの入力で実行すると、同じ再宣言エラーが発生することがあります。この課題については、Firefox bug 1580891で詳しく議論されていますので、ご覧ください。Chrome コンソールでは、異なる REPL 入力間でのクラスの再宣言が可能です。

仕様書

Specification
ECMAScript Language Specification
# sec-class-definitions

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報