ArrayBuffer
ArrayBuffer
オブジェクトは、一般的な固定長の生のバイナリデータバッファを表現するために使用されます。
ArrayBuffer
はバイトの配列で、他の言語では「バイト配列」と呼ばれることが多いです。ArrayBuffer の内容を直接操作することはできません。代わりに、型付きの配列オブジェクトか DataView
オブジェクトのいずれかを作成して、バッファを特定の形式で表現し、バッファの内容を読み書きするためにそれを使用します。
ArrayBuffer()
コンストラクタは、指定した長さの ArrayBuffer
をバイト単位で作成します。Base64 文字列やローカルファイルなどの既存のデータから配列バッファを取得することもできます。
コンストラクタ
ArrayBuffer()
- 新しい
ArrayBuffer
オブジェクトを作成します。
静的プロパティ
get ArrayBuffer[@@species]
- 派生オブジェクトを作成する際に使用するコンストラクタ関数です。
静的メソッド
ArrayBuffer.isView(arg)
arg
が型付き配列オブジェクトやDataView
のような ArrayBuffer ビューのいずれかである場合にtrue
を返します。それ以外の場合はfalse
を返します。
インスタンスプロパティ
ArrayBuffer.prototype.byteLength
ArrayBuffer
の読み取り専用サイズ (バイト単位)。これは配列が構築されたときに設定され、変更することはできません。
インスタンスメソッド
ArrayBuffer.prototype.slice()
ArrayBuffer
のバイト数のコピーであり、その内容は、begin
(含む) からend
(排他的) までのバイト数である。begin
またはend
のどちらかが負の値の場合は、配列の先頭からではなく、配列の末尾からのインデックスを指します。
例
ArrayBuffer の作成
この例では、バッファを参照する Int32Array
ビューを持つ 8 バイトバッファを作成します。
const buffer = new ArrayBuffer(8);
const view = new Int32Array(buffer);
仕様
ブラウザー実装状況
BCD tables only load in the browser