Window.content
非標準: この機能は標準ではなく、標準化の予定もありません。公開されているウェブサイトには使用しないでください。ユーザーによっては使用できないことがあります。実装ごとに大きな差があることもあり、将来は振る舞いが変わるかもしれません。
メモ: Firefox 57 以降 (当初はナイトリーのみ)、 content
および _content
の変化形はクロームの (特権) コードでのみ利用可能となり、ウェブではどこでも利用できなくなりました。
主となるコンテンツウィンドウを表す Window object オブジェクトを返します。これは、type="content-primary"
属性を持つ <browser>
(もしくは tabbrowser
や <iframe>
) 要素のある XUL ウィンドウにおいて役立ちます。最も有名な例は、Firefox のメインウィンドウである browser.xul
です。このような場合、content
はブラウザーに現在表示されている文書のための Window
オブジェクトへの参照を返します。これは、browserRef.contentWindow
のショートカットです。
特権のないコンテンツ (ウェブページ) では、content
は通常 top と同じです (ウェブページがサイドバーに読み込まれた場合は例外で、 content
は現在選択しているタブの Window
を参照します)。
メモ: いくつかの例では、content
の代わりに _content
を使用しています。しかし、後者は長い間非推奨とされています。ですから、新しいコードでは content
を使うべきです。
構文
var windowObject = window.content;
例
以下のコードを <browser type="content-primary"/>
要素を持つ chrome XUL ウィンドウで実行すると、ブラウザーで現在表示されているページの最初の div 要素の周囲に赤い枠が描画されます。
content.document.getElementsByTagName("div")[0].style.border = "solid red 1px";
仕様書
なし。
関連情報
- chrome コードでウィンドウを取り扱う
- 特権コードからコンテンツの文書にアクセスする場合は、 XPCNativeWrapper 注意してください。