Performance
Performance
インターフェイスは、現在のページのパフォーマンス関連情報へのアクセスを提供します。これは High Resolution Time API の一部ですが、Performance Timeline API、Navigation Timing API、User Timing API、および Resource Timing API によって拡張されています。
このタイプのオブジェクトは読み取り専用属性 window.performance
を呼び出すことで取得できます。
メモ: このインターフェイスとそのメンバーは、以下に示されている場合を除き、Web Workers で利用可能です。 パフォーマンスマーカーと測定値はコンテキストごとにあることにも注意してください。メインスレッド (または他のワーカー) にマークを作成した場合、それを Worker スレッドには表示できません (その逆も同様)。
プロパティ
Performance
インターフェイスはプロパティを継承しません。
-
非推奨
performance.navigation
読取専用 -
ページがロードかリフレッシュか、リダイレクトの発生回数など、
timing
にリストされている時間に含まれる操作に関する有用なコンテキストを提供するレガシーPerformanceNavigation
オブジェクト。Worker では利用できません。 -
非推奨
performance.timing
読取専用 -
待ち時間関連のパフォーマンス情報を含むレガシー
PerformanceTiming
オブジェクト。Worker には利用できません。 performance.memory
(en-US) Non-standard-
Chrome で追加された非標準の拡張子で、このプロパティは基本的なメモリ使用量情報を持つオブジェクトを提供します。この非標準の API を使うべきではありません。
performance.timeOrigin
読取専用 Non-standard-
パフォーマンス測定の開始時刻のハイレゾリューションタイムスタンプを返します。
メソッド
Performance
インターフェイスはメソッドを継承しません。
performance.clearMarks()
-
ブラウザーのパフォーマンスエントリバッファから指定されたマークを削除します。
performance.clearMeasures()
-
ブラウザーのパフォーマンスエントリバッファから指定された数値を削除します。
performance.clearResourceTimings()
-
ブラウザーのパフォーマンスデータバッファから "
resource
" のentryType
を持つすべてのperformance entries
を削除します。 performance.getEntries()
-
与えられたフィルタに基づく
PerformanceEntry
オブジェクトのリストを返します。 performance.getEntriesByName()
-
指定された名前とエントリタイプに基づいて
PerformanceEntry
オブジェクトのリストを返します。 performance.getEntriesByType()
-
与えられたエントリタイプの
PerformanceEntry
オブジェクトのリストを返します。 performance.mark()
-
指定された名前でブラウザーのパフォーマンスエントリバッファに
タイムスタンプ
を作成します。 performance.measure()
-
指定された 2 つのマーク (それぞれ開始マークと終了マークと呼ばれる) の間に、ブラウザーのパフォーマンスエントリバッファ内に名前付き
タイムスタンプ
を作成します。 performance.now()
-
参照時点から経過したミリ秒数を表す
DOMHighResTimeStamp
を返します。 performance.setResourceTimingBufferSize()
-
ブラウザーのリソースタイミングバッファサイズを、指定された数の "
resource
"タイプ
パフォーマンスエントリ
オブジェクトに設定します。 performance.toJSON()
-
Performance
オブジェクトを表す json オブジェクトを返す jsonizer です。
イベント
addEventListener()
を使用するか、このインターフェイスの oneventname
プロパティにイベントリスナを割り当てることで、イベントを監視します。
resourcetimingbufferfull
-
ブラウザーのリソースタイミングバッファがいっぱいになったときに発生します。
onresourcetimingbufferfull
プロパティからも利用できます。
仕様書
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser