HTMLMediaElement.srcObject
HTMLMediaElement
インターフェイスの srcObject
プロパティは HTMLMediaElement
に関連付けられたメディアソースを提供するオブジェクトを設定または取得します。 このオブジェクトは MediaStream
、MediaSource
、Blob
や(Blobから派生している) File
です。
注: 2017年11月現在、ブラウザーは MediaStream
のみをサポートしています。 MediaSource
、Blob
、および File
の場合は、URL.createObjectURL()
を使用して URL を作成し、それを HTMLMediaElement.src
に割り当てる必要があります。 例として以下を参照してください。
構文
var sourceObject = HTMLMediaElement.srcObject; HTMLMediaElement.srcObject = sourceObject;
値
MediaStream
、MediaSource
、Blob
、File
オブジェクト。(実際に何がサポートされているのかは互換性テーブルを確認してください。)
使用上の注意
メディアソース仕様の古いバージョンでは、オブジェクト URL を作成するために createObjectURL()
を使用してから、その URL を src
に設定する必要がありました。 現在は、MediaStream
を srcObject
に直接設定できます。
例
基本的な例
この例では、メディアソースを新しく作成した <video>
要素に割り当てています。
const mediaSource = new MediaSource();
const video = document.createElement('video');
video.srcObject = mediaSource;
src プロパティへの代替をサポート
上記の例のこのバージョンは、古いバージョンのブラウザーをサポートしています。 それは srcObject
をサポートしていない場合に、オブジェクト URL を作成して、それを src
に割り当てる必要があります。
const mediaSource = new MediaSource();
const video = document.createElement('video');
// 古いブラウザーは srcObject を持っていないかもしれません。
if ('srcObject' in video) {
video.srcObject = mediaSource;
} else {
// これは消えつつあるので、新しいブラウザーで使用しないでください。
video.src = URL.createObjectURL(mediaSource);
}
仕様
仕様 | 状態 | コメント |
---|---|---|
HTML Living Standard srcObject の定義 |
現行の標準 | 初回定義。 |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser