File
File
インターフェイスは、ファイルについての情報を提供したり、ウェブページ内の JavaScript からその内容にアクセスできるようにしたりします。
File
オブジェクトは通常、 <input>
要素を使用してファイルを選択した結果として返される FileList
オブジェクト、ドラッグ&ドロップ操作の DataTransfer
オブジェクト、または HTMLCanvasElement
上の mozGetAsFile()
API から取得します。
File
オブジェクトは特別な種類の Blob
オブジェクトであり、 Blob が利用できる場面ではどこでも利用できます。特に、FileReader
、URL.createObjectURL()
、createImageBitmap()
、XMLHttpRequest.send()
は、Blob
と File
の両方を受け付けます。
詳しい情報や例は、ウェブアプリケーションからのファイルの使用 を参照してください。
コンストラクター
File()
- 新しく構築された
File
オブジェクトを返します。
インスタンスプロパティ
File.prototype.lastModified
読取専用- ファイルの最終更新時刻を、 UNIX 元期 (1970年1月1日深夜) からの経過ミリ秒数で返します。
File.prototype.lastModifiedDate
読取専用File
オブジェクトが参照しているファイルの最終更新時刻のDate
を返します。File.prototype.name
読取専用File
オブジェクトが参照しているファイルの名前を返します。File.prototype.webkitRelativePath
読取専用File
の URL の相対パスを返します。
File
は Blob
を実装しているので、以下のようなプロパティも利用できます。
File.prototype.size
読取専用- ファイルのサイズをバイト単位で返します。
File.prototype.type
読取専用- ファイルの MIME タイプを返します。
インスタンスメソッド
File
インターフェイスはメソッドを定義せず、Blob
インターフェイスからメソッドを継承しています。
Blob.prototype.slice([start[, end[, contentType]]])
- ソース
Blob
の指定したバイト数の範囲のデータを含む新しいBlob
オブジェクトを返します。 Blob.prototype.stream()
File
をReadableStream
に変換し、File
の内容を読み込めるようにします。Blob.prototype.text()
File
をストリームに変換し、最後まで読み込みます。これは、USVString
(テキスト) で解決するプロミスを返します。Blob.prototype.arrayBuffer()
File
をストリームに変換し、最後まで読み込みます。ArrayBuffer
で解決するプロミスを返します。
仕様書
仕様書 | 状態 | 備考 |
---|---|---|
File API | 草案 | 初回定義 |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser
このページの互換性一覧表は構造化データから生成されています。データに協力していただけるのであれば、 https://github.com/mdn/browser-compat-data をチェックアウトしてプルリクエストを送信してください。
関連情報
- ウェブアプリケーションからのファイルの使用
FileReader
- DOM File API を chrome code で使う (Firefox アドオンのような Gecko で実行される特権コード向け)