Math.tan()

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Math.tan() 静的メソッドは、数値の正接(タンジェント)を返します。

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構文

js
Math.tan(x)

引数

x

ラジアンで角度を表す数値です。

返値

x の正接(タンジェント)です。 xInfinity の場合は -InfinityNaN の場合は NaN を返します。

メモ: 浮動小数点の精度により、正確な値 π/2 を得ることはできないため、 NaN でなければ、結果は常に有限となります。

解説

tan()Math の静的メソッドであるため、生成した Math オブジェクトのメソッドとしてではなく、常に Math.tan() として使用するようにしてください (Math はコンストラクターではありません)。

Math.tan() の使用

js
Math.tan(-Infinity); // NaN
Math.tan(-0); // -0
Math.tan(0); // 0
Math.tan(1); // 1.5574077246549023
Math.tan(Math.PI / 4); // 0.9999999999999999 (浮動小数点エラー)
Math.tan(Infinity); // NaN

Math.tan() および π/2

正確に tan(π/2) を計算することはでいません。

js
Math.tan(Math.PI / 2); // 16331239353195370
Math.tan(Math.PI / 2 + Number.EPSILON); // -6218431163823738

Math.tan() に角度の値を使用

Math.tan() 関数はラジアンを受け付けますが、角度で使用したほうが簡単な場合が多いので、次の関数は角度の値を受け付け、それをラジアンに変換してタンジェントを返します。

js
function getTanDeg(deg) {
  const rad = (deg * Math.PI) / 180;
  return Math.tan(rad);
}

仕様書

Specification
ECMAScript Language Specification
# sec-math.tan

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報