Date.now()
メソッドは、UTC (協定世界時) での 1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒 から現在までの経過時間をミリ秒単位で返します。
構文
var timeInMs = Date.now();
Return value
UNIX 元期からの経過時間をミリ秒単位で表す数値
。
Polyfill
このメソッドは ECMA-262 第 5 版で標準化されました。このメソッドに対応するよう更新されていないエンジンでは、次の互換コードを使用することにより、実装の欠落を補うことができます。
if (!Date.now) {
Date.now = function now() {
return new Date().getTime();
};
}
例
時刻の低精度化
ブラウザーの設定によっては、タイミング攻撃と Fingerprinting に対する保護を提供するために new Date().getTime()
の精度が落とされていることがあります。
Firefox では、privacy.reduceTimerPrecision
が既定で有効になっています。既定値は Firefox 59 では 20 マイクロ秒で、 Firefox 60 では 2 ミリ秒です。
// Firefox 60 での時刻の精度の低下(2 ミリ秒)
Date.now()
// 1519211809934
// 1519211810362
// 1519211811670
// ...
// `privacy.resistFingerprinting` が有効な場合の時刻の精度の低下
Date.now();
// 1519129853500
// 1519129858900
// 1519129864400
// ...
Firefox では、 privacy.resistFingerprinting
も有効にできます。この場合、精度は 100 ミリ秒と privacy.resistFingerprinting.reduceTimerPrecision.microseconds
値のうち大きい方になります。
仕様書
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser
このページの互換性一覧表は構造化データから生成されています。データに協力していただけるのであれば、 https://github.com/mdn/browser-compat-data をチェックアウトしてプルリクエストを送信してください。
関連情報
Performance.now()
— ウェブページのパフォーマンス測定のための、ミリ秒以下の分解能を持つタイムスタンプを提供console.time()
/console.timeEnd()