Math.log()

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Math.log() は静的メソッドで、数値の(e を底とした)自然対数を返します。

x > 0 , 𝙼𝚊𝚝𝚑.𝚕𝚘𝚐 ( 𝚡 ) = ln ( x ) = the unique  y  such that  e y = x \forall x > 0,\;\mathtt{\operatorname{Math.log}(x)} = \ln(x) = \text{the unique } y \text{ such that } e^y = x

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構文

js
Math.log(x)

引数

x

0 以上の数値です。

返値

x の(e を底とした)自然対数です。 x が ±0 の場合は、 -Infinity を返します。 x < 0 の場合は、 NaN が返されます。

解説

log()Math の静的メソッドであるため、生成した Math オブジェクトのメソッドとしてではなく、常に Math.log() として使用するようにしてください (Math はコンストラクターではありません)。

2 または 10 の自然対数が必要な場合は、定数の Math.LN2 または Math.LN10 を使用してください。 2 や 10 を底とした対数が必要な場合は、 Math.log2() または Math.log10() を使用してください。他の数を底とした対数が必要な場合は、下記の例にあるように Math.log(x) / Math.log(otherBase) を使用してください。事前に 1 / Math.log(otherBase) を計算しておいた方がいいかもしれません。 Math.log(x) * constant の乗算の方がはるかに高速だからです。

1 にとても近い正の数値は、精度が損なわれ、自然対数が不正確になる可能性がありますのでご注意ください。この場合、 Math.log1p を使用することをお勧めします。

Math.log() の使用

js
Math.log(-1); // NaN
Math.log(-0); // -Infinity
Math.log(0); // -Infinity
Math.log(1); // 0
Math.log(10); // 2.302585092994046
Math.log(Infinity); // Infinity

様々な底による Math.log() の使用

以下の関数は、 x を底とした y の対数を返します (すなわち log x y \log_x y )。

js
function getBaseLog(x, y) {
  return Math.log(y) / Math.log(x);
}

getBaseLog(10, 1000) を実行すると、実際の答えが 3 であるのに対し、浮動小数点の丸め処理により近似値の 2.9999999999999996 を返します。

仕様書

Specification
ECMAScript Language Specification
# sec-math.log

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報