a 要素

HTML <a> 要素 (または HTML アンカー要素) は、ハイパーリンク、ハイパーリンクからジャンプする名前付きターゲット、またはその両方を定義します。

属性

この要素はグローバル属性を持ちます。

charset 廃止 HTML5
この属性は、リンク先のリソースの文字エンコーディングを定義します。この値は、RFC 2045 で定義されている文字セットの、スペースまたはカンマで区切られたリストです。デフォルト値は ISO-8859-1 です。

使用補足: この属性は HTML5 で廃止されており、ページ作者が使用すべきではありません。この属性と同じ効果を得るには、リンク先のリソースで HTTP Content-Type ヘッダを使用してください。

coords HTML 4 のみ、廃止 HTML5
オブジェクトシェイプで使用します。この属性は、ページ上のオブジェクトの座標を定義する数値のカンマ区切りのリストを記述します。
datafld
この属性は、バウンドデータを提供するデータソースオブジェクトからの列名を指定します。

使用補足: この属性は非標準であり、ページ作者が使用すべきではありません。この属性と同じ効果を得るには、ページを動的に取得する XMLHttpRequest などのスクリプトと機構を使用してください。

サポート Gecko Presto WebKit Trident
未実装 未実装 未実装 IE4, IE5, IE6, IE7 (IE8 で削除)
標準文書 Microsoft's Data Binding: dataFld Property (MSDN)
datasrc
この属性は、この要素にバインドしたデータを提供するデータソースオブジェクトの ID を示します。

使用補足: この属性は非標準であり、ページ作者が使用すべきではありません。この属性と同じ効果を得るには、ページを動的に取得する XMLHttpRequest などのスクリプトと機構を使用してください。

サポート Gecko Presto WebKit Trident
未実装 未実装 未実装 IE4, IE5, IE6, IE7 (IE8 で削除)
標準ドキュメント Microsoft's Data Binding: dataSrc Property (MSDN)
download HTML5
この属性は、ユーザがリンクをクリックするとリソースをローカルファイルとして保存することを促されるように、リソースをダウンロードするために使用されるハイパーリンクであることをページ作者が意図して記述します。属性に値が指定された場合、ユーザがリンクをクリックしたときに開く保存プロンプトの、デフォルトのファイル名として解釈します (もちろん、ユーザは実際にファイルを保存する前にファイル名を変更できます)。使用可能な値に制限はありません (ただし / および \ はアンダースコアに変換して、特定のパスヒントを防ぎます) が、多くのファイルシステムには、ファイル名に使用できない文字があることを考慮する必要があります。ブラウザがファイル名を調整するかもしれません。

補足:

  • この属性は、ユーザが簡単に JavaScript を使用するプログラムで生成されたコンテンツ (例えばオンラインのお絵かき Web アプリを使用して描いた画像) をダウンロードするため、blob: URL および data: URL とともに使用できます。
  • この属性で指定したものと異なるファイル名を Content-Disposition: HTTP ヘッダで与えている場合は、この属性より HTTP ヘッダが優先します。
  • この属性を指定するとともに Content-Disposition:inline を指定している場合、Firefox はファイル名と同様に Content-Disposition を優先しますが、Chrome は download 属性を優先します。
  • Firefox 20 では、この属性は同一生成元のリソースへのリンクにのみ受け入れられます。
href
これは、ハイパーリンクのソースを定義するアンカー要素で唯一必須の属性です。これは、リンク対象を示し、URL または URL フラグメントです。 この URL フラグメントは、ハッシュ記号 (#) で始まり、現在のドキュメント内のリンク先位置 (ID) を指定します。URL は Web (HTTP) ベースのドキュメントに制限されません。URL はブラウザでサポートされた任意のプロトコルが使用できます。例えば、fileftp, mailto など、多くのユーザエージェントで動作します。

補足: 特別なフラグメントである "top" を使用すると、ページの最上部に戻るリンクを作成できます。例: <a href="#top">ページ上部へ戻る</a>この動作は HTML5 で明記されました。

hreflang
この属性は、リンク先のリソースの言語を示します。 これは単なる助言です。許容される値は、HTML5 については BCP47、HTML4 については RFC1766 で定められています。この属性は、href 属性が提供されている場合にのみ使用します。
media HTML5
この属性は、リンク先のリソースが適用されるメディアを指定します。この値はメディアクエリでなければなりません。この値は、主に外部のスタイルシートにリンクするときに、実行中のデバイスに最適なものをユーザエージェントが選択できるようにすることで役立ちます。

使用補足:

  • HTML4 では、単純なスペースに区切られたメディアのリストのみが記述されます。メディアタイプとグループ で、print, screen, aural, braille など、この属性に使用可能な値が定義されています。HTML5 では、この属性が メディアクエリ の一種に拡張され、HTML4 の上位互換となっています。
  • CSS3 メディアクエリ をサポートしていないブラウザは、必ずしもリンクを適切に理解しません。フォールバックリンクをセットすることを忘れないでください。制限されたメディアクエリのセットは HTML4 で定義されています。
methods
この属性の値は、オブジェクト上で動作する関数についての情報を提供します。この値は基本的に HTTP プロトコルが利用されたときに与えられますが、(title 属性と同じような理由で) リンク先の情報を前もって含める時に役立ちます。例えば定義されたメソッドの機能によって、異なるリンクの描画をブラウザが選択します。検索可能なリンクで異なるアイコンを取得したり、外部リンクには現在のサイトから去ることを示す描画にしたりできます。この属性は、定義された Internet Explorer 4 ですら、あまり理解されておらずサポートもされていません。Methods Property (MSDN)
name HTML 4 のみ、廃止 HTML5
この属性は、ページ内のリンク先の場所を定義するアンカーで必要です。name の値は、id コア属性に似ており、ドキュメント内でユニークな英数字の識別子を記述します。HTML 4.01 仕様下では、値がまったく同じであれば id 属性と name 属性の両方を <a> 要素内で使用することができます。

使用補足: この属性は HTML5 で廃止されました。代わりに グローバル属性の id を使用してください。

ping HTML5
'ping' 属性がある場合は、ユーザがハイパーリンクをたどる際にリソースの URL に通知/ping を送信します。
rel
href 属性を含むアンカーで、この属性は、対象オブジェクトとリンクオブジェクトの関係を指定します。値は、関係値のスペースで区切られたリストです。関係値とそれらの意味は、ドキュメントの作者に意味付けを示す何らかの権威により登録されます。値が与えられない場合のデフォルトの関係は、空 (void) です。この属性は、href 属性が提供されている場合にのみ使用してください。
rev HTML 4 のみ、廃止 HTML5
この属性は、逆方向のリンクを指定し、rel 属性と逆の関係を指定します。これは、ドキュメントの作者など、オブジェクトがどこから来たかを示すのに役立ちます。
shape HTML 4 のみ、廃止 HTML5
この属性は、イメージマップを作成するために、ハイパーテキストソースの図形に関連付けられたリンクに選択可能な領域を定義するために使用します。属性の値は、circle および default, polygon, rect が使用できます。coords 属性の書式は図形の値に依存します。circle の場合、値は x,y,r を取り、xy は円の中心を表すピクセル座標、r は円の半径をピクセルで指定します。rect の場合、coords 属性は x,y,w,h の値を取り、x,y は四角形の左上の座標、wh は幅と高さを定義します。shape 属性の polygon の場合は、coords 属性に x1,y1,x2,y2,... の値が必要です。各 x,y の組は多角形の頂点の座標を定義します。連続する頂点が直線で結ばれ、最後の頂点と最初の頂点も直線で結ばれます。default の値は、閉じられた領域全体が必要で、一般的に画像が用いられます。
補足: <img> 要素には usemap 属性の使用をお勧めします。関連付けられた <map> 要素で shape 属性の変わりにホットスポットを定義します。
target
この属性は、リンク先のリソースをどこに表示するかを指定します。これは、HTML4 ではフレームの名前またはキーワードでした。HTML5 では、ブラウズ・コンテキスト の名前またはキーワードです (例えば、タブ、ウィンドウ、インラインフレームなど)。以下のキーワードは特別な意味を持ちます:
  • _self: 応答を現在の同じ HTML4 フレーム (または HTML5 のブラウズ・コンテキスト) に読み込みます。この値は、属性が指定されていない場合のデフォルト値です。
  • _blank: 応答を新しい名前の付けられていない HTML4 ウィンドウまたは HTML5 のブラウズ・コンテキストに読み込みます。
  • _parent: 応答を現在のフレームの HTML4 フレームセットの親要素または HTML5 の現在の親ブラウズ・コンテキストに読み込みます。親要素が無い場合、このオプションは _self と同じ振る舞いをします。
  • _top: HTML4 では、応答をすべて元のウィンドウに読み込み、他のフレームをすべてキャンセルします。HTML5 では、応答をトップレベルのブラウズ・コンテキストに読み込みます (現在のブラウズ・コンテキストの祖先にあたり、それ以上親の無い要素です)。親要素が無い場合、このオプションは _self と同じ振る舞いをします。
この属性は、href 属性が提供されている場合にのみ使用してください。
type
この属性は、リンク対象の MIME タイプの形式を表すメディアタイプを指定します。一般的に、これは厳密なアドバイザリ情報として提供されます。しかし将来、ブラウザがマルチメディアタイプの小さなアイコンを追加するかもしれません。例えば、メディアタイプが audio/wav にセットされた場合にブラウザが小さなスピーカーのアイコンを追加するでしょう。理解される MIME タイプの一覧は、http://www.w3.org/TR/html4/references.html#ref-MIMETYPES を参照してください。この属性は、href 属性が提供されている場合にのみ使用してください。
urn
おそらく、これは Microsoft がサポートする、Uniform Resource Name(URN)のリンクに関連する属性です。標準化の作業に基づきますが、URN の意味はまだ正しく定義されていません。そのため、この属性は意味を持ちません。urn Property (MSDN)

例 1

<!-- 外部ファイルにリンクするアンカー -->
<a href="http://www.mozilla.com/">
外部リンク
</a>

表示結果

外部リンク

<a href="https://developer.mozilla.org/en-US/" target="_blank">
<img src="http://lamaquinadiferencial.files.wordpress.com/2012/02/128px-mozilla_firefox_3-5_logo_256.png?w=500" alt="firefox logo" /> </a>

表示結果

firefox logo

仕様

仕様書 策定状況 コメント
WHATWG HTML Living Standard
The definition of '<a>' in that specification.
Living Standard  
HTML5
The definition of '<a>' in that specification.
勧告候補  
HTML 4.01 Specification
The definition of '<a>' in that specification.
勧告  

ブラウザ実装状況

機能 Chrome Firefox (Gecko) Internet Explorer Opera Safari
基本サポート (有) 1.0 (1.7 or earlier) (有) (有) (有)
href="#top" (有) 10.0 (10.0) (有) (有) (有)
download 14 20.0 (20.0) 未サポート 未サポート ?
機能 Android Firefox Mobile (Gecko) IE Mobile Opera Mobile Safari Mobile
基本サポート (有) 1.0 (1.0) (有) (有) (有)
href="#top" (有) 10.0 (10.0) (有) (有) (有)
download (有) 20.0 (20.0) 未サポート ? ?

注記

次の値は 2 大メジャーブラウザで予約されているキーバインドです。アクセスキーの値として使用すべきではありません: a, c, e, f, g, h, v, left arrow, right arrow。

HTML 3.2 には、name および href, rel, rev, title のみが定義されています。

target 属性はフレームをサポートしない Netscape 1 世代のブラウザなどでは定義されていません。さらに、target は厳密な XHTML での使用は許可されていませんが、frameset や transitional モードでは限定されています。

JavaScript での推奨事項

アンカータグが onclick イベントと共に使用される場面がよくあります。ページの再描画を防ぐため、href 属性に "#" や "javascript:void(0)" がセットされることがあります。どちらの値も、そのリンクをコピーして新しいタブやウィンドウを開くときに、予期しないエラーを起こす可能性があります。ユーザビリティ上の理由から、このことに配慮し、ユーザがアンカータグを使用する時にデフォルトの動作を妨げないようにしてください。

関連情報

HTML 要素
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