DOM Levels

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DOM レベルそれぞれの構成と成果

このようなことを可能にしてくれた World Wide Web Consortium に感謝します! 以下の文章は全て DOM 仕様の "要約" です。 これら全て及び更に詳細は W3C DOM サイトでご覧になれます: http://www.w3.org/DOM この文書の目的は各 DOM レベル及び Mozilla がそれに対して提供するサポートの概要を記すことにあります。 DOM 入門をお探しのあなた、見る場所が違いますよ。(^^;

  1. レベル 1

    DOM レベル 1 仕様はコアと HTML との 2つの部分に分けられています。コア DOM1 節では、XML ドキュメントを表す拡張インターフェイスの定義だけでなく任意の構造化された文書を表現できる、低レベルな基本的インターフェイス一式を用意しています。 HTML レベル 1 節では HTML ドキュメント用により手軽に使えるビューを提供するため、コアレベル 1 で定義される基本的インターフェイスと併用する、追加のより高レベルなインターフェイスを用意しています。 DOM1 で導入されるインターフェイスには、中でも特に、Document, Node, Attr, Element, Text インターフェイスが挙げられます。全てのインターフェイスは XML や HTML ドキュメントとのやり取りに使用する属性 及び/或いは メソッドを持っています。 サポートレベル: 優秀。 コア 及び HTML 仕様関連のバグを参照。

  2. レベル 2

    DOM レベル 2 仕様というのは実際には、DOM2 コア、ビュー、イベント、スタイル、探索と範囲 【訳注: Traversal and Range】 、HTML という 6つの別々の勧告です。これを書いている時点では DOM2 HTML はまだ W3C のワーキングドラフトです。【訳注: 和訳時点では勧告となっています。】 レベル 2 の大半は Mozilla でサポートされています。

    • DOM2 コア は DOM1 コアの機能を拡張したもので、XML 用に特化したインターフェイスも含んでいます。 DOM2 コアで導入されたメソッドには例えば有名な getElementById や多くの名前空間関連のメソッドがあります。 サポートレベル: 大変宜しい。 コア 仕様関連のバグを参照。
    • DOM2 ビュー によりプログラムやスクリプトはドキュメントを表す内容を動的にアクセス及び更新できます。導入されたインターフェイスは AbstractView と DocumentView です。 サポートレベル: 完璧。
    • DOM2 イベント はプログラムやスクリプトに汎用イベントシステムを提供します。イベントフロー、キャプチャ、バブリング、キャンセルの概念を導入しています。有名なメソッドとしては addEventListener や handleEvent があります。幾つかのインターフェイスはイベントの取り扱いを快適なものにしてくれます: EventTarget, EventListener, Event, DocumentEvent, MouseEvent, MutationEvent などです。但しキーボード操作イベントに使用するインターフェイスは含まれていません。これは以降のバージョンの DOM で扱われます。 サポートレベル: 大変宜しい。 イベント 仕様関連のバグを参照。
    • DOM2 CSS や DOM2 スタイル 【訳注: DOM スタイルシート と DOM CSS の 2部構成となっている DOM2 スタイル仕様の各部のこと】 はプログラムやスクリプトによるスタイルシートドキュメントの内容への動的アクセス及び変更を可能にします。これにはスタイルシート、カスケーディングスタイルシート、CSSRule、CSSStyleDeclaration、有名な getComputedStyle (Mozilla でサポートされています!)、とっても多くの CSS2Properties、そして考え得る限りあらゆるメディアルールのインターフェイスが含まれます。 サポートレベル: 良い。 [../mozilla/bug-style.html スタイル] 仕様関連のバグを参照。
    • DOM2 探索と範囲【訳注: Traversal and Range】 によりプログラムやスクリプトはドキュメント中を動的に移動したりコンテントの範囲を一意指定したりできます。 DOM2 探索では NodeIterator や TreeWalker といった、ドキュメントのコンテント中を簡単に辿るためのインターフェイスを提供します。 DOM2 範囲 ではドキュメント、ドキュメント断片、或いは属性中の範囲に対してコンテントを生成、挿入、変更、削除できるようにします。これは一組の境界点の間のコンテント全体を選択するものと考えることができます。 サポートレベル: 範囲については基本部分、探索については一切なし。
    • DOM2 HTML はプログラムやスクリプトが HTML ドキュメントの構造に対する動的アクセス及び変更を可能にします。 DOM2 Core の可能性を基に DOM1 HTML で定義されたインターフェイスを拡張するものであり、contentDocument プロパティやフレームに含まれるドキュメントへの手軽なアクセス方法を導入しています。 サポートレベル: 良い。 HTML 仕様関連のバグを参照。
  3. レベル 3

    DOM レベル 3 仕様は現時点では 3つに分けられた勧告からなります。 DOM レベル 3 コア、DOM レベル 3 内容モデル及び読み込みと保存、DOM レベル 3 イベントの 3つです。これを書いている時点では、3つ全てまだワーキングドラフトです。【訳注: DOM3 の構成はその後大きく変わっていますので、この節の記述は参考程度と考えて下さい】

    • DOM レベル 3 コアは DOM1 及び DOM2 コア仕様を拡張します。新しいメソッドやプロパティとしては adoptNode(), strictErrorChecking, textContent といったものが挙げられます。 サポートレベル: baseURI プロパティだけがサポートされています。
    • DOM3 内容モデル及び読み込みと保存 ではプログラムやスクリプトがドキュメントのコンテント、構造及びスタイルに動的にアクセス及び変更できるようになります。この仕様は DOM3 コア 実装に依存しています。非常に強力なものですが、今のところ私には複雑すぎます。もっと理解したら再度報告します。【訳注: 和訳時点までに、抽象構造(Abstract Schemas)及び読み込みと保存 と名前を変えた後更に抽象構造部を放棄(?)して読み込みと保存だけになっています】 サポートレベル: なし。
    • DOM3 イベントは DOM2 イベント仕様の拡張です。これは [team.html Mozilla DOM チーム]で作業している Tom Pixley によって為されており、良い感じです! この仕様では主にキーボードイベントとその取り扱い方に焦点を当てています。遂に! サポートレベル: なし。

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Contributors to this page: Yama, Shimono
最終更新者: Yama,