HTMLElement: dragstart イベント

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.

dragstart イベントは、ユーザーが要素や選択されたテキストをドラッグし始めたときに発生します。

このイベントはキャンセル可能で、Document オブジェクトと Window オブジェクトまでバブルアップする可能性があります。

構文

このイベント名を addEventListener() のようなメソッドで使用するか、イベントハンドラープロパティを設定するかします。

js
addEventListener("dragstart", (event) => {});

ondragstart = (event) => {};

イベント型

DragEvent です。 Event を継承しています。

Event UIEvent MouseEvent DragEvent

イベントプロパティ

以下に挙げたプロパティに加えて、親である Event から継承したプロパティもあります。

DragEvent.dataTransfer 読取専用

ドラッグ＆ドロップ操作の間に転送されるデータです。

例

ドラッグ開始時に半透明にする

この例では、コンテナーの中にドラッグ可能な要素を入れています。要素を掴んでドラッグし、そして放してみましょう。

dragstart イベントを待ち受けすることで、ドラッグしている間、要素を半透明にします。

ドラッグ＆ドロップの完全な例については、drag イベントのページを参照してください。

HTML

html
<div id="container">
  <div id="draggable" draggable="true">この div はドラッグ可</div>
</div>
<div class="dropzone"></div>

CSS

css
body {
  /* 例でユーザーがテキストを選択するのを防ぐ */
  user-select: none;
}

#draggable {
  text-align: center;
  background: white;
}

#container {
  width: 200px;
  height: 20px;
  background: blueviolet;
  padding: 10px;
}

.dragging {
  opacity: 0.5;
}

JavaScript

js
const source = document.getElementById("draggable");
source.addEventListener("dragstart", (event) => {
  // 半透明にする
  event.target.classList.add("dragging");
});

source.addEventListener("dragend", (event) => {
  // 透明度を解除
  event.target.classList.remove("dragging");
});

結果

仕様書

Specification
HTML Standard
# ix-handler-ondragstart
HTML Standard
# event-dnd-dragstart

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報