WorkerNavigator.userAgent

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.

WorkerNavigator.userAgent` は読み取り専用プロパティで、現在のブラウザーのユーザーエージェント文字列を返します。

メモ: 仕様では、このフィールドを介して提供する情報を可能な限り少なくするよう、ブラウザーに要請しています。このプロパティの値が、同じブラウザーの将来のバージョンでも同じままであることを決して想定しないでください。まったく使用しないか、あるいは現在と過去のバージョンのブラウザーにのみ使用するようにしてください。新しいブラウザーは、古いブラウザーと同じ UA、またはその一部を使用し始めることがあります。ブラウザーエージェントが実際にこのプロパティで告知されたものであるという保証は、実のところありません。

また、ブラウザーのユーザーが望めば、このフィールドの値を変更できることも念頭に置いてください(UA スプーフィング)。

ユーザーエージェント文字列はユーザーが設定できるため、ユーザーエージェント文字列の検出に基づくブラウザーの識別は、以下のように信頼性が低く推奨されません

  • Firefox では、about:config にある general.useragent.override という環境設定を変更することができます。 Firefox の拡張機能の中にはそのようなものがあります。しかし、これは取得する HTTP ヘッダーを変更するだけで、 JavaScript コードで実行されるブラウザー検出には影響しません。
  • Opera 6+では、ユーザーがメニューからブラウザー識別文字列を設定することができます。
  • Microsoft Internet Explorer は、 Windows のレジストリーを使用します。
  • Safari と iCab では、ユーザーがメニューからブラウザーのユーザーエージェント文字列を、あらかじめ定義された Internet Explorer や Netscape の文字列に変更することができます。

ブラウザーが HTTP ヘッダーと、 WorkerNavigator オブジェクトのこのメソッドや他の関連するメソッドへのレスポンスの両方で提供する、 完全なユーザーエージェント文字列を指定した文字列です。

ユーザーエージェント文字列は、いくつかの情報片に分解できる正式な構造に基づいて構築されています。これらの情報は、他にもユーザーによって設定可能なナビゲータプロパティに由来しています。Gecko ベースのブラウザーは以下の一般的な構造に従っています。

userAgent = appCodeName/appVersion number (Platform; Security; OS-or-CPU;
Localization; rv: revision-version-number) product/productSub
Application-Name Application-Name-version

js
alert(navigator.userAgent);
// alerts "Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; en-US; rv:0.9.2) Gecko/20010725 Netscape6/6.1"

仕様書

Specification
HTML
# dom-navigator-useragent-dev

ブラウザーの互換性

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WebView on iOS
userAgent

Legend

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