AudioTrackList
AudioTrackList
インターフェイスは、所与の HTML メディア要素内に含まれる音声トラックのリストを表すために使用します。 各トラックはリスト内の別々の AudioTrack
オブジェクトで表します。
HTMLMediaElement.audioTracks
を使用してこのオブジェクトのインスタンスを取得します。 個々のトラックは、配列構文を使用してアクセスできます。
プロパティ
このインターフェイスは、その親インターフェイスである EventTarget
からもプロパティを継承します。
length
読取専用- リスト内のトラック数
イベントハンドラー
onaddtrack
addtrack
イベントが発生したときに呼び出されるイベントハンドラー。 新しい音声トラックがメディア要素に追加されたことを示します。onchange
change (en-US)
イベントが発生したときに呼び出されるイベントハンドラー。 これは、1つ以上のトラックがenabled
フラグの変更により有効または無効になったときに発生します。onremovetrack
removetrack
イベントが発生したときに呼び出されるイベントハンドラー。 音声トラックがメディア要素から取り除かれたことを示します。
メソッド
このインターフェイスは、その親インターフェイスである EventTarget
からもメソッドを継承しています。
getTrackById()
- 指定された文字列と一致する
id
を持つAudioTrackList
内で見つかったAudioTrack
を返します。 一致が見つからない場合は、null
を返します。
イベント
addtrack
- 新しい音声トラックがメディア要素に追加されたときに発生します。
onaddtrack
プロパティからも利用できます。 change
- トラックが有効または無効にされたときに発生します。
onchange
プロパティからも利用できます。 removetrack
- 音声トラックがメディア要素から取り除かれたときに発生します。
onremovetrack
プロパティからも利用できます。
使用上の注意
AudioTrackList
を使用すると、メディア要素にある音声トラックに直接アクセスできるだけでなく、addtrack
イベントと removetrack
イベントにイベントハンドラを設定できるため、メディア要素のストリームにトラックが追加されたときまたは取り除かれたときに検出できます。 詳細と例については、onaddtrack
と onremovetrack
を参照してください。
例
メディア要素の音声トラックリストの取得
メディア要素の AudioTrackList
を取得するには、その audioTracks
プロパティを使用します。
var audioTracks = document.querySelector("video").audioTracks;
トラック数の変化の監視
この例では、利用可能なチャンネル数に関する情報を表示するアプリがあります。 それを最新に保つために、addtrack
イベントと removetrack
イベントのためのハンドラを設定しています。
audioTracks.onaddtrack = updateTrackCount;
audioTracks.onremovetrack = updateTrackCount;
function updateTrackCount(event) {
trackCount = audioTracks.length;
drawTrackCountIndicator(trackCount);
}
仕様書
仕様書 | 状態 | 備考 |
---|---|---|
HTML Living Standard AudioTrackList の定義 |
現行の標準 | |
HTML5 AudioTrackList の定義 |
勧告 |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser