<input> 要素の week 型は、年と、その年の ISO 8601 週番号 (つまり、第1週から第52または53週) を簡単に入力することができる入力欄を生成します。

コントロールのユーザーインターフェイスは、ブラウザーによってまちまちです。現時点ではブラウザー間の対応は限定的で、 Chrome/Opera と Microsoft Edge のみが対応しています。対応していないブラウザーでは、このコントロールは単純な <input type="text"> に格下げされます。

Chrome/Opera では、 week コントロールは週と年の値を埋めるスロット、もっと視覚的に選択するためのポップアップカレンダーインターフェイス、コントロールの値を消去するための "X" ボタンを提供します。

Edge の week コントロールはもう少し凝っており、年と週を選ぶスライドするリールが開きます。

年と週を表す DOMString、または空欄
イベント change および input
対応している共通属性 autocomplete, list, readonly, step
IDL 属性 list, value, valueAsDate, valueAsNumber
メソッド select(), stepDown(), stepUp()

入力欄に入力された年と週を表す DOMString です。次のように value 属性に値を入れることで、既定値を設定することができます。

<label for="week">どの週に始めたいですか。</label>
<input id="week" type="week" name="week" value="2017-W01">

一点気を付けなければならないことは、実際の value は常に yyyy-Www の書式であり、表示される書式はこれとは異なる可能性があるということです。例えば、上記の値をサーバーに送信すると、ブラウザーは Week 01, 2017 のように表示するかもしれませんが、送信される値は常に week=2017-W01 のようになります。

次のように、 JavaScript から入力要素の value プロパティを使用して、値を取得したり設定したりすることもできます。

var weekControl = document.querySelector('input[type="week"]');
weekControl.value = '2017-W45';

追加の属性

すべての <input> 型で共通する属性に加え、 week 型の入力欄は次の属性にも対応しています。

属性 説明
max 妥当な入力として受け付ける最も遅い年と週
min 妥当な入力として受け付ける最も早い年と週
readonly 論理属性で、存在する場合、入力欄の内容はユーザーが編集できないことを示す
step ユーザーインターフェイスや制約の検証に使用する刻み値 (許される値の間隔)

max

受け付ける (時間的に) 最も遅い年と週番号で、上記のの節で説明した文字列書式です。要素に入力された value がこれを超えた場合、要素は制約の検証に失敗します。 max 属性の値が妥当な週の文字列ではない場合、要素は最大値を持ちません。

この値は min 属性で指定されたものより後か、同じ年と週を指定する必要があります。

min

受け付ける最も早い年と週です。要素の value がこれより小さいと、要素は制約の検証に失敗します。属性の値が妥当な週の文字列ではない場合、要素は最小値を持ちません。

この値は max 属性で指定されたものより前か、同じ年と週を指定する必要があります。

readonly

論理属性で、存在すれば、ユーザーが編集することができないことを表します。しかし、 value は、 JavaScript コードから直接 HTMLInputElement.value プロパティを設定することで変更することができます。

メモ: 読み取り専用フィールドは値を持てないため、 requiredreadonly 属性も指定されている入力欄には効果がありません。

step

step 属性は値が吸着する粒度を指定する数値、または後述する特殊な値 any です。刻みの基準値に等しい値 (指定されていれば min、そうでなければ value、どちらも設定されていなければ適切な既定値) のみが妥当となります。

文字列値の any は刻みがなく、どの値でも許可されることを意味します (minmax など、他の制約に制限されます)。

メモ: ユーザーがデータを入力したときには刻みの設定には吸着せず、ユーザーエージェントは直近の妥当な値、同じ距離の値の選択肢が二つあった場合は、正の方向の推奨値に丸められます。

week 入力欄では、 step の値は週数で指定され、 604,800,000 が乗じられます (ミリ秒単位の数値であるため)。 step の既定値は 1 であり、1週を表します。既定の刻みの既定値は -259,200,000 で、これは1970年の最初の週 (1970-W01) です。

現時点で、 week 入力欄で stepany の値が何を意味するかが不明確です。これは情報が決定次第、更新されるでしょう。

week 入力欄の使用

week 入力欄は一見すると便利に見えます。簡単に週を選択するユーザーインターフェイスを提供し、ユーザーのロケールに関係なく、データ形式を正規化してサーバーに送信するからです。しかし、ブラウザーの対応が限られているため、 <input type="week"> には問題があります。

<input type="week"> の基本的な使い方と少し複雑な使い方を見てみてから、その後でブラウザーの対応の問題を緩和するアドバイスを提供しましょう (ブラウザーの対応の扱いを参照してください)。

week の基本的な使用

もっとも単純な <input type=week> の使用方法は、次のように基本的な <input><label> 要素の組み合わせです。

<form>
  <label for="week">どの週から始めたいですか。</label>
  <input id="week" type="week" name="week">
</form>

入力欄の寸法の制御

<input type="week">size のような寸法に関する属性には対応していません。寸法を変更する必要がある場合は、 CSS を使用する必要があります。

step 属性の使用

step 属性を使用して、週の番号が増加または減少するときに飛ばす番号を変更することができるはずですが、対応しているブラウザーでも何も動作していないようです。

検証

既定で、 <input type="week"> は入力された値の検証を行いません。ユーザーインターフェイスの実装は一般的に、妥当な年と週でないものの入力をさせず、これは便利ですが、それでも入力欄を空のままにすることができ、また選択できる週の範囲を制限したくなるかもしれません。

週の最大値と最小値の設定

min および max 属性を使用して、ユーザーが選択することができる有効な週を制限することができます。以下の例では、最小値を Week 01, 2017 に、最大値を Week 52, 2017 に設定しています。

<form>
  <label for="week">どの週から始めたいですか。</label>
  <input id="week" type="week" name="week"
         min="2017-W01" max="2017-W52">
  <span class="validity"></span>
</form>

上記の例の CSS です。 CSS の :valid および :invalid プロパティを使用して、現在の値が有効かどうかに基づいてスタイルを設定しています。アイコンは入力欄そのものではなく、入力欄の隣の <span> に置くようにしないと、 Chrome ではコントロールの内側にコンテンツを生成するので、正しく整形したり表示したりすることができません。

div {
  margin-bottom: 10px;
  position: relative;
}

input[type="number"] {
  width: 100px;
}

input + span {
  padding-right: 30px;
}

input:invalid+span:after {
  position: absolute;
  content: '✖';
  padding-left: 5px;
}

input:valid+span:after {
  position: absolute;
  content: '✓';
  padding-left: 5px;
}

この結果は、対応するブラウザーでは2017年の第1週から第52週の間が有効に見え、選択することができます。

週の値を必須にする

加えて、 required 属性を使用して、週の入力を必須にすることができます。結果として、対応するブラウザーでは週の入力欄が空欄の場合にエラーを表示します。

例を見てみましょう。週の最小値と最大値を設定し、かつフィールドを必須に設定しています。

<form>
  <div>
    <label for="week">どの週から始めたいですか。</label>
    <input id="week" type="week" name="week"
         min="2017-W01" max="2017-W52" required>
    <span class="validity"></span> 
  </div>
  <div>
      <input type="submit" value="Submit form">
  </div>
</form>

フォームに値を設定せずに送信しようとすると、ブラウザーはエラーを表示します。例を実行してみてください。

対応していないブラウザーを使用したときのスクリーンショットです。

重要: HTML のフォーム検証は、入力されたデータが正しい形式であることを保証するスクリプトの代用にはなりません。 HTML を調整して検証をくぐり抜けたり、完全に削除したりすることはとても簡単にできます。 HTML を完全にバイパスし、サーバーに直接データを送信することも可能です。サーバー側のコードが受信したデータの検証に失敗した場合、不適切な形式のデータ (または大きすぎるデータ、間違った種類のデータなど) が送信された場合に災害が発生するおそれがあります。

ブラウザーの対応の扱い

前述のように、現時点で week 入力欄を利用する上で一番の問題はブラウザーの対応です。デスクトップでは Safari と Firefox は対応しておらず、 IE の古いバージョンも対応していません。

Android や iOS のようなモバイルプラットフォームは、このような入力型が実に有効であり、タッチスクリーン環境で実に簡単に値を選択できる専用のユーザーインターフェイスコントロールを提供します。例えば、 Android 版 Chrome の week 選択は、次のようになっています。

対応していないブラウザーでは安全にテキスト入力欄に格下げされますが、これはユーザーインターフェイスの一貫性 (表示されるコントロールが異なること) とデータの扱いの二つの問題を生じます。

二つ目の問題はより深刻です。すでに述べたように、 week 入力欄では、実際の値が常に yyyy-Www の書式で正規化されます。ブラウザーが一般的なテキスト入力欄にフォールバックした場合、ユーザーが正しい書式で入力するよう案内することができません (そして、おそらく認識できません)。人間が週の値を書くには、次のように色々な方法があります。

  • Week 1 2017
  • Jan 2-8 2017
  • 2017-W01
  • etc.

ブラウザーに依存しない方法によってフォームで年と週を扱う最善の方法は、現時点では年と週を別々なコントロール (<select> 要素で入力するものが一般的です。以下の実装を見てください) にするか、 jQuery date picker のような JavaScript ライブラリを使用することです。

この例では、週を選択するユーザーインターフェイスの要素を2組生成します。ネイティブの <input type="week"> 入力欄と、 week 入力欄に対応しない古いブラウザーで年と週を選択するための、2つの <select> 要素です。

HTML は次のようになります。

<form>
  <div class="nativeWeekPicker">
    <label for="week">どの週から始めたいですか。</label>
    <input id="week" type="week" name="week"
           min="2017-W01" max="2018-W52" required>
    <span class="validity"></span>
  </div>
  <p class="fallbackLabel">どの週から始めたいですか。</p>
  <div class="fallbackWeekPicker">
    <div>
      <span>
        <label for="week">Week:</label>
        <select id="fallbackWeek" name="week">
        </select>
      </span>
      <span>
        <label for="year">Year:</label>
        <select id="year" name="year">
          <option value="2017" selected>2017</option>
          <option value="2018">2018</option>
        </select>
      </span>
    </div>
  </div>
</form>

週の値は以下の JavaScript のコードで動的に生成されます。

もう一つの面白い部分は、機能の検出コードです。ブラウザーが <input type="week"> に対応しているかどうかを検出するために、新たな <input> 要素を生成し、その typeweek に設定して、すぐに type に何が設定されたかをチェックします。 datetime-local 型に対応していないブラウザーでは、 week 型が text 型へフォールバックされます。 <input type="week"> に対応していない場合は、ネイティブの日時入力欄を非表示にしてフォールバック用の (<select>) による選択ユーザーインターフェイスを表示します。

// 変数を定義
var nativePicker = document.querySelector('.nativeWeekPicker');
var fallbackPicker = document.querySelector('.fallbackWeekPicker');
var fallbackLabel = document.querySelector('.fallbackLabel');

var yearSelect = document.querySelector('#year');
var weekSelect = document.querySelector('#fallbackWeek');

// 最初はフォールバックを非表示にする
fallbackPicker.style.display = 'none';
fallbackLabel.style.display = 'none';

// 新しい日付入力が文字列入力にフォールバックされるかどうか
var test = document.createElement('input');
test.type = 'week';
// もし文字列入力になるならば、 if() {} ブロックの中のコードを実行する
if(test.type === 'text') {
  // ネイティブの日付選択を隠してフォールバック版を表示
  nativePicker.style.display = 'none';
  fallbackPicker.style.display = 'block';
  fallbackLabel.style.display = 'block';

  // 週を動的に生成する
  populateWeeks();
}

function populateWeeks() {
  // 週の選択肢を52週で生成
  for(var i = 1; i <= 52; i++) {
    var option = document.createElement('option');
    option.textContent = (i < 10) ? ("0" + i) : i;
    weekSelect.appendChild(option);
  }
}

メモ: 53週ある年もあることを忘れないでください(年あたりの週数を参照)。商品のアプリを開発するときはこれを念頭に置いておく必要があります。

仕様書

仕様書 状態 備考
HTML Living Standard
<input type="week"> の定義
現行の標準  

ブラウザーの対応

Update compatibility data on GitHub
デスクトップモバイル
ChromeEdgeFirefoxInternet ExplorerOperaSafariAndroid webviewAndroid 版 ChromeEdge MobileAndroid 版 FirefoxAndroid 版 OperaiOSのSafariSamsung Internet
基本対応Chrome 完全対応 20Edge 完全対応 12Firefox 未対応 なし
補足
未対応 なし
補足
補足 See bug 888320.
IE 未対応 なしOpera 完全対応 11Safari 未対応 なしWebView Android 完全対応 ありChrome Android 完全対応 ありEdge Mobile 完全対応 ありFirefox Android 完全対応 ありOpera Android 完全対応 ありSafari iOS 完全対応 ありSamsung Internet Android ?

凡例

完全対応  
完全対応
未対応  
未対応
実装状況不明  
実装状況不明
実装ノートを参照してください。
実装ノートを参照してください。

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