205 Reset Content
HTTP の 205 Reset Content
は成功レスポンスステータスコードで、リクエストが成功し、クライアントに文書ビューをリセットするように指示します。
このレスポンスは、ユーザーがデータ入力に対応しているコンテンツを受信し、リクエストでユーザーが編集したデータを送信し、次の入力のためにコンテンツをリセットする必要がある場合の使用例に対応するためのものです。 「コンテンツのリセット」という指示は、フォームの内容をクリアすること、キャンバスの状態をリセットすること、または UI をリフレッシュすること、などの意味を表す可能性があり、実装はクライアントに依存します。
メモ:
ステータスコード 205
を使用するウェブアプリケーションでは、クライアントが 205
レスポンスの後にコンテンツのリセットを処理することを想定しています。
これは通常、 JavaScript で行われます。 205
レスポンス後にフォームなどのコンテンツをリセットすることは、ブラウザーがネイティブで処理しないためです。
レスポンス本体にはコンテンツが含まれていてはならず、これは Content-Length: 0
ヘッダーまたは Transfer-Encoding: chunked
ヘッダーと空のチャンクを使用して示すことができます。
ステータス
205 Reset Content
例
205 Reset Content
を受信した後でフォームをリセット
この例のクライアントは、 POST
リクエストを送信して、 Hello!
というコメントの付いたフォームを送信します。
POST /submit HTTP/1.1
Host: example.com
Content-Type: application/x-www-form-urlencoded
Content-Length: 15
comment=Hello!
フォームの送信を正常に処理した後、サーバーは次の 205
レスポンスで応答し、クライアントがフォームをリセットすべきであることを示します。
HTTP/1.1 205 Reset Content
Content-Type: text/html; charset=utf-8
Content-Length: 0
Date: Wed, 26 Jun 2024 12:00:00 GMT
仕様書
Specification |
---|
HTTP Semantics # status.205 |
互換性のメモ
このレスポンスが永続的な接続上で誤って本文を含んだ場合、ブラウザーの動作はさまざまです。
詳しくは 204 No Content
の互換性のメモを参照してください。
関連情報
204
No Content- HTTP リクエストのメソッド
- HTTP レスポンスステータスコード