DOMPoint.fromPoint()

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since January 2020.

DOMPoint の静的メソッド fromPoint() は,元の点を与えて新しい変更可能な DOMPoint オブジェクトを作成し、返します。

また、 new DOMPoint() コンストラクターを使用して、新しい DOMPoint オブジェクトを作成することもできます。

このインターフェイスは DOMPointReadOnly に基づいていますが、読み取り専用ではありません。 中のプロパティを任意に変更することができます。

構文

js
fromPoint(sourcePoint);

引数

sourcePoint

新しい点のプロパティの値を取得するための DOMPoint または DOMPointReadOnly インスタンス、または以下のプロパティを含むオブジェクトです。

x

空間上のこの点の x 座標を表す、無制限の浮動小数点数です。これは一般に水平座標であり、正の値は右側に、負の値は左側になります。既定値は 0 です。

y

この点の y 座標を表す無制限の浮動小数点数です。これは垂直座標であり、座標系に適用される変換がない限り、正の値は画面の内側へ、負の値は画面の上方へ向かいます。既定値は 0 です。

z

この点の z 座標を表す無制限の浮動小数点数です。この座標は、(状況を変えるような変換がないと仮定した場合の)奥行き座標です。正の値はユーザーにより近く、負の値は画面の内側へ引っ込んでいきます。既定値は 0 です。

w

この点の w 視点位置で、無制限の浮動小数点数として与えられます。 既定値は 1 です。

返値

座標と視点の位置が元の点と同じである、新しい DOMPoint オブジェクトです。この点のプロパティは変更可能であり、いつでも変更することができます。

読み取り専用の点から変更可能な点を作成

もし DOMPointReadOnly オブジェクトがあれば、その点の変更可能なコピーを簡単に作成することができます。

js
var mutablePoint = DOMPoint.fromPoint(readOnlyPoint);

二次元の点の作成

このサンプルでは、 xy に使用する値を含むインラインオブジェクトを指定し、二次元の点を作成しています。 zw プロパティは既定値(それぞれ 0 と 1)のままにしておくことができます。

js
var center = DOMPoint.fromPoint({ x: 75, y: -50, z: -55, w: 0.25 });

仕様書

Specification
Geometry Interfaces Module Level 1
# dom-dompoint-frompoint

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser