ウェブワーカーが使用できる関数やクラス
標準的な JavaScript の関数群(String
、Array
、Object
、JSON
など)に加えて、DOM からワーカーに利用できる様々な関数があります。この記事ではそれらの機能のリストを提供します。
ワーカーのコンテキストと関数
ワーカーは、現在のウィンドウとは異なるグローバルコンテキストで実行されます。 Window
はワーカーでは直接使用することができませんが、共通のミックスイン (WindowOrWorkerGlobalScope
) で定義されている同じメソッドの多くが利用でき、 WorkerGlobalScope
から派生した以下のようなコンテキストからワーカーが利用できます。
DedicatedWorkerGlobalScope
(専用ワーカー向け)SharedWorkerGlobalScope
(共有ワーカー向け)ServiceWorkerGlobalScope
(サービスワーカー向け)
すべてのワーカーとメインスレッドで共通の関数には(WindowOrWorkerGlobalScope
にあるもの)には、 atob()
, btoa()
, clearInterval()
, clearTimeout()
, dump()
Non-standard
, setInterval()
, setTimeout()
などがあります。
以下の機能は、ワーカーでのみ使用することができます。
WorkerGlobalScope.importScripts()
(すべてのワーカー)DedicatedWorkerGlobalScope.postMessage
(専用ワーカーのみ)
ワーカーで使用できる API
メモ: 掲載されている API に特定のバージョンのプラットフォームが対応している場合、一般にウェブワーカーで動作するとみなすことができます。
以下の Web API はワーカーで利用することができます。 Broadcast Channel API
, Cache API
, Channel Messaging API
, Console API
, Crypto
, CustomEvent
, DOMRequest
と DOMCursor
, Fetch
, FileReader
, FileReaderSync
(only works in workers!), FormData
, ImageData
, IndexedDB
, ネットワーク情報 API, 通知, Performance
, PerformanceEntry
, PerformanceMeasure
, PerformanceMark
, PerformanceObserver
, PerformanceResourceTiming
, Promise
, サーバー送信イベント, ServiceWorkerRegistration
, TextEncoder
と TextDecoder
, URL
, WebGL と OffscreenCanvas
, WebSocket
, XMLHttpRequest
(ただし responseXML
および channel
属性は常に null)。
ワーカーは他のワーカーを起動することもできるため、 Worker
, WorkerGlobalScope
, WorkerLocation
, WorkerNavigator
の各 API も利用することができます。