レスポンシブなナビゲーションパターン
アプリのナビゲーションデザインに困っていませんか?これらのパターンを参考にしてみてください。ここでは、大きな画面と小さな画面でのナビゲーションの扱い方をいくつか紹介します。大きな画面では、上や左のナビゲーションメニューが一般的ですが、小さな画面では、画面の面積が小さくなるため、情報を表示するのに最適な方法ではないことがよくあります。そのため、すべての画面サイズにおいて、コンテンツの表示とナビゲーションのしやすさを考慮する必要があります。
パターン 1: 先頭のトグルメニュー
このパターンでは、画面幅が狭くなるにつれて、上部のナビゲーションの項目がスペースが足りなくなるまで並び替えられます。この時、いくつかの項目は上部のナビゲーションからドロップダウンメニューに移動します。最も小さい画面では、すべてのナビゲーション項目がトグルメニューに収められ、ユーザーはトグルメニューを展開するためにタップする必要があります。
項目の優先順位をランク付けして、最も重要な項目が常に上部のナビゲーションに表示されるようにすることもできます。
利点:
- ヘッダーにはボタンが 1 つなので、小さな画面でもコンテンツの空間が最大限に確保される
- ほとんどの画面サイズで重要な項目は表示されたままで、項目の優先順位を決めることができる
- ナビゲーション項目の視認性を維持する適切なスペースを確保し、適合しない項目は自動的に隠すことができる
欠点:
- 一部の項目がドロップダウンやトグルメニューに隠れるため、ナビゲーション項目が見つけにくくなることがある
- 最も小さな画面サイズで、ナビゲーションメニューを開くボタンにユーザーが気付かないことがある
- 隠れているナビゲーション項目を操作するのに手間が 1 つ必要になる
パターン 2: 引き出せる下部のメニュー
1 つ目のパターンと同様に、上部のナビゲーションの項目は、空間が足りなくなるまで、より小さな幅で再配置されます。その時点で、いくつかの項目は上部のナビゲーションからドロップダウンメニューに移動します。項目の優先順位をつけて、最も重要な項目が常に上部のナビゲーションに表示されるようにすることもできます。
最小の画面では、いくつかの項目が画面の下に残り、残りの項目は隠されます。ユーザーはメニューをフリップして開き、残りのナビゲーション項目から選択することができます。下部に残っている項目を選択することもできます。
利点:
- 引き出せるメニューは分かりやすい
- 重要な項目が常に見え、項目の優先度を決めることもできる
- 適度な間隔でナビゲーション項目の見やすさを維持し、適合しない項目は自動的に隠す
欠点:
- 隠れているナビゲーション項目を操作するのに手間が 1 つ必要になる
- 一部の項目が隠れるため、ナビゲーション項目が見つけにくくなることがある
- 小さな画面サイズではコンテンツの空間が少ない
パターン 3: 左に隠されたメニュー
メインナビゲーションは常に左に表示されます。ただし、最小の画面サイズでは、既定でナビゲーションメニューがボタンの中に隠れています。最小の画面サイズでは、ユーザーがボタンをタップすると、ナビゲーションメニューがスライドして表示され、ナビゲーションの項目が表示されます。
利点:
- 左側のナビゲーションでは、上側のナビゲーションに比べて、より多くのナビゲーション項目が表示できる可能性がある
- 小さい画面サイズを除けば、ほとんどの項目が常に表示される
- ヘッダーにはボタンが 1 つなので、小さな画面でコンテンツの空間が最大限に確保される
欠点:
- 一部の項目がドロップダウンやトグルメニューに隠れるため、ナビゲーション項目が見つけにくくなることがある
- 最も小さな画面サイズで、ナビゲーションメニューを開くボタンにユーザーが気付かないことがある
- 隠れているナビゲーション項目を操作するのに手間が 1 つ必要になる