handler.apply()

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since September 2016.

handler.apply() メソッドは、オブジェクトの [[Call]] 内部メソッドに対するトラップです。関数呼び出しなどの操作で使用されます。

試してみましょう

構文

js
new Proxy(target, {
  apply(target, thisArg, argumentsList) {
  }
});

引数

次の引数が apply() メソッドに渡されます。 this はハンドラーにバインドされます。

target

ターゲットオブジェクト

thisArg

この呼び出しに対する this 引数

argumentsList

この呼び出しに対する引数リスト

返値

apply() メソッドはどんな値でも返すことができます。

解説

介入

このトラップは下記の操作に介入できます。

他にも、[[Call]] 内部メソッドを呼び出すあらゆる操作に介入できます。

不変条件

以下の不変条件に違反している場合、トラップが呼び出されると TypeError が発生します。

  • target は呼び出し可能である必要があります。つまり関数オブジェクトでなければなりません。

関数呼び出しのトラップ

次のコードでは、関数呼び出しをトラップします。

js
const p = new Proxy(function () {}, {
  apply(target, thisArg, argumentsList) {
    console.log(`called: ${argumentsList}`);
    return argumentsList[0] + argumentsList[1] + argumentsList[2];
  },
});

console.log(p(1, 2, 3)); // "called: 1,2,3"
// 6

仕様書

Specification
ECMAScript Language Specification
# sec-proxy-object-internal-methods-and-internal-slots-call-thisargument-argumentslist

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報