XMLHttpRequest API

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XMLHttpRequest API を使用すことで、ウェブアプリケーションがウェブサーバーに HTTP リクエストを行い、JavaScript を使用してプログラムでレスポンスを受け取ることができます。これによりウェブサイトは、新しいページに移動することなく、サーバーからのデータでページの一部だけを更新することができます。この方法は、 Ajax としても知られています。

フェッチ API は XMLHttpRequest API をより柔軟で強力に置き換えたものです。フェッチ API は、非同期レスポンスを処理するためにイベントの代わりにプロミスを使用し、サービスワーカーとうまく統合し、 CORS のような HTTP の高度な側面に対応しています。これらの理由から、現代のウェブアプリケーションでは、XMLHttpRequest の代わりにフェッチ API を使用するのが一般的です。

概念と使用方法

XMLHttpRequest API の中心となるインターフェイスは XMLHttpRequest です。 HTTP リクエストを行うには、以下のようにします。

  1. 新しい XMLHttpRequest のインスタンスを、コンストラクターを呼び出すことで作成します。
  2. XMLHttpRequest.open() を呼び出して初期化します。この時点で、リクエストの URL、使用する HTTP メソッド、オプションでユーザ名ーとパスワードを提供します。
  3. リクエストの結果を取得するイベントハンドラーを取り付けます。例えば、 load イベントはリクエストが完全に完了した時に発行され、 error イベントは様々なエラー状態の時に発行されます。
  4. XMLHttpRequest.send() を呼び出してリクエストを送信します。

XMLHttpRequest API の詳細なガイドについては、 XMLHttpRequest の使用を参照してください。

インターフェイス

FormData

<form> のフィールドとその値を表すオブジェクトで、 XMLHttpRequest または fetch() を用いてサーバーに送信することができます。

ProgressEvent

Event のサブクラスで progress に渡され、リクエストがどれだけ進行したかの情報を格納します。

XMLHttpRequest

単一の HTTP リクエストを表します。

XMLHttpRequestEventTarget

XMLHttpRequest および XMLHttpRequestUpload のスーパークラスで、どちらでも利用できるイベントを定義しています。

XMLHttpRequestUpload

HTTP アップロードのアップロード処理を表します。コードがアップロードの進捗を追跡できるようにするイベントを提供します。

サーバーから JSON データを読み取り

この例では、 https://raw.githubusercontent.com/ から JSON ファイルを取得し、イベントの進捗状況を表示させるイベントリスナーを追加しています。

HTML

html
<div class="controls">
  <button class="xhr" type="button">クリックすると XHR を開始</button>
</div>

<textarea readonly class="event-log"></textarea>

JavaScript

js
const xhrButton = document.querySelector(".xhr");
const log = document.querySelector(".event-log");
const url =
  "https://raw.githubusercontent.com/mdn/content/main/files/en-us/_wikihistory.json";

function handleEvent(e) {
  log.textContent = `${log.textContent}${e.type}: ${e.loaded} バイト転送しました\n`;
}

function addListeners(xhr) {
  xhr.addEventListener("loadstart", handleEvent);
  xhr.addEventListener("load", handleEvent);
  xhr.addEventListener("loadend", handleEvent);
  xhr.addEventListener("progress", handleEvent);
  xhr.addEventListener("error", handleEvent);
  xhr.addEventListener("abort", handleEvent);
}

xhrButton.addEventListener("click", () => {
  log.textContent = "";

  const xhr = new XMLHttpRequest();
  xhr.open("GET", url);
  addListeners(xhr);
  xhr.send();
});

結果

仕様書

Specification
XMLHttpRequest Standard

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報