BackgroundFetchRegistration

Limited availability

This feature is not Baseline because it does not work in some of the most widely-used browsers.

Experimental: これは実験的な機能です。
本番で使用する前にブラウザー互換性一覧表をチェックしてください。

Background Fetch APIBackgroundFetchRegistration インターフェイスは個々のバックグラウンドフェッチを表します。

BackgroundFetchRegistration インスタンスは、BackgroundFetchManager.fetch() メソッド、または BackgroundFetchManager.get() メソッドによって返されるため、コンストラクターは存在しません。

EventTarget BackgroundFetchRegistration

プロパティ

以下のプロパティは、BackgroundFetchRegistration インスタンスからコピーされた便利なプロパティとして、同期的に利用できます。

BackgroundFetchRegistration.id 読取専用 Experimental

バックグラウンドフェッチのIDを示す文字列。

BackgroundFetchRegistration.uploadTotal 読取専用 Experimental

アップロードされる総バイト数を表す number

BackgroundFetchRegistration.uploaded 読取専用 Experimental

送信に成功したバイト数を表す number。初期値は 0

BackgroundFetchRegistration.downloadTotal 読取専用 Experimental

ダウンロード全体のバイト数を表す number。これはバックグラウンドフェッチの登録時に設定される値です。設定されなかった場合は 0 となります。

BackgroundFetchRegistration.downloaded 読取専用 Experimental

今までにダウンロードされたバイト数を表す number。初期値は 0

BackgroundFetchRegistration.result 読取専用 Experimental

初期状態では空文字列。完了時には "success" または "failure" という文字列。

BackgroundFetchRegistration.failureReason 読取専用 Experimental

下記文字列のいずれかの値をとります。

""

バックグラウンドフェッチが完了していない、もしくは成功したとき。

"aborted"

ユーザーによって操作がキャンセルされたとき、または abort() が呼び出されたとき。

"bad-status"

応答ステータスが OK ではないとき ( 200 ~ 299 の範囲外のとき)

"fetch-error"

その他の理由によりフェッチが失敗したとき。例えば、CORS 違反や、ネットワーク障害が理由の場合です。

"quota-exceeded"

途中でストレージ容量の上限に達したとき。

"download-total-exceeded"

バックグラウンドフェッチの登録時に指定された downloadTotal を超過したとき。

BackgroundFetchRegistration.recordsAvailable 読取専用 Experimental

recordsAvailable フラグが設定されているかどうかを表す boolean

メソッド

BackgroundFetchRegistration.abort() Experimental

バックグラウンドフェッチを中止します。フェッチの中止が成功したときに true で解決される Promise を返します。

BackgroundFetchRegistration.match() Experimental

引数に対して最初にマッチした BackgroundFetchRecord オブジェクトを 1 つ返します。

BackgroundFetchRegistration.matchAll() Experimental

リクエストと応答を含む BackgroundFetchRecord オブジェクトの配列で解決される Promise を返します。

イベント

addEventListener() を用いて、または、このインターフェイスの oneventname プロパティにイベントリスナーを割り当てて、これらイベントの発生を待ち受けてください。

progress Experimental

次のプロパティのいずれかに変化があったとき、発火されます。: uploadeddownloadedresult または failureReason

以下のコードは、"my-fetch" という id を持つ BackGroundFetchRegistrationbgFetch として作成しています。

js
navigator.serviceWorker.ready.then(async (swReg) => {
  const bgFetch = await swReg.backgroundFetch.fetch(
    "my-fetch",
    ["/ep-5.mp3", "ep-5-artwork.jpg"],
    {
      title: "Episode 5: Interesting things.",
      icons: [
        {
          sizes: "300x300",
          src: "/ep-5-icon.png",
          type: "image/png",
        },
      ],
      downloadTotal: 60 * 1024 * 1024,
    },
  );
});

id をコンソールにログ出力すると、"my-fetch" が出力されます。

js
console.log(bgFetch.id); // "my-fetch"

match() メソッドを使って、registration の要素である BackgroundFetchRecord から特定の 1 つを探すことができます。

js
bgFetch.match("/ep-5.mp3").then(async (record) => {
  if (!record) {
    console.log("レコードは見つかりませんでした。");
    return;
  }

  console.log(`リクエスト: `, record.request);
  const response = await record.responseReady;
  console.log(`応答: `, response);
});

仕様書

Specification
Background Fetch
# background-fetch-registration

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser