Intl.DisplayNames() コンストラクター

locales

BCP 47 の言語タグを持つ文字列または Intl.Locale インスタンス、またはそのようなロケール識別子の配列。 undefined が渡された場合や、指定したロケール識別子に対応していない場合は、ランタイムの既定ロケールが使用されます。 locales 引数の一般的な形式や 解釈については、 Intl メインページの引数の説明を参照してください。

options

以下のプロパティの一部またはすべてを持つオブジェクトです。

localeMatcher 省略可

使用するロケール照合アルゴリズムです。利用可能な値は、 "lookup" と "best fit" です。既定値は "best fit" です。このオプションについての情報は、ロケール識別子とネゴシエーションを参照してください。

style 省略可

使用する書式化スタイルです。取りうる値は "narrow", "short", "long" です。既定値は "long" です。

type

Theof() から返すための表示名の種類です。取りうる値は "language", "region", "script", "currency", "calendar", "dateTimeField" です。

fallback 省略可

入力値が構造的には有効だが、一致する表示名がない場合に of() から返す値です。取りうる値は次の通りです。

"code" （既定値）

入力コード自体を返します。

"none"

undefined を返します。

languageDisplay 省略可

言語名をどのように表示するかです。 type: "language" と共にのみ使用可能です。取りうる値は次の通りです。

"dialect" （既定値）

特別な地域の方言を、その名前を使用して表示します。例えば、"nl-BE" は "Flemish" と表示されます。

"standard"

標準形式を使用してすべての言語を表示します。例: "nl-BE" は "Dutch (Belgium)" と表示されます。

TypeError

options.type が提供されなかった場合に発生します。

RangeError

locales または options の値が不正であった場合に発生します。

ロケールを指定しない基本的な使用法では、既定のロケールと既定のオプションで書式化された文字列が返されます。

console.log(new Intl.DisplayNames([], { type: "language" }).of("US"));
// 'us'

入力型オプションとして dateTimeField を使用する例では、ローカライズされた日付時刻の文字列を返します。

const dn = new Intl.DisplayNames("pt", { type: "dateTimeField" });
console.log(dn.of("era")); // 'era'
console.log(dn.of("year")); // 'ano'
console.log(dn.of("month")); // 'mês'
console.log(dn.of("quarter")); // 'trimestre'
console.log(dn.of("weekOfYear")); // 'semana'
console.log(dn.of("weekday")); // 'dia da semana'
console.log(dn.of("dayPeriod")); // 'AM/PM'
console.log(dn.of("day")); // 'dia'
console.log(dn.of("hour")); // 'hora'
console.log(dn.of("minute")); // 'minuto'
console.log(dn.of("second")); // 'segundo'

型オプションとして calendar を使用する例では、ローカライズされたカレンダーの名前の文字列を返します。

const dn = new Intl.DisplayNames("en", { type: "calendar" });
console.log(dn.of("roc")); // 'Minguo Calendar'
console.log(dn.of("gregory")); // 'Gregorian Calendar'
console.log(dn.of("chinese")); // 'Chinese Calendar'

language を languageDisplay オプション付きで使用する例です。

// `dialect` オプションの使用
const dnDialect = new Intl.DisplayNames("en", {
  type: "language",
  languageDisplay: "dialect",
});
console.log(dnDialect.of("en-GB")); // 'British English'

// `standard` オプションの使用
const dnStd = new Intl.DisplayNames("en", {
  type: "language",
  languageDisplay: "standard",
});
console.log(dnStd.of("en-GB")); // 'English (United Kingdom)'

• Intl.DisplayNames
• Intl.supportedValuesOf()
• Intl