SharedArrayBuffer.prototype.slice()
メソッドは、新しい SharedArrayBuffer
を生成し、その内容にこの SharedArrayBuffer
のバイトを先頭位置 (含む) から末尾位置 (含まない) までをコピーして返します。先頭または末尾が負の値であった場合は、配列の先頭からではなく、末尾からのインデックスになります。このメソッドは Array.prototype.slice()
と同じアルゴリズムです。
このデモのソースファイルは GitHub リポジトリに格納されています。デモプロジェクトに協力したい場合は、 https://github.com/mdn/interactive-examples をクローンしてプルリクエストを送信してください。
構文
sab.slice() sab.slice(begin) sab.slice(begin, end)
引数
begin
Optional- 取り出す先頭位置を表す 0 から始まるインデックスです。
- 負のインデックスを使用して、配列の末尾からのオフセットを示すことが可能です。
slice(-2)
は並びの最後の2つの要素を取り出します。 - If
begin
が undefined であった場合は、slice
はインデックス0
から取り出し始めます。 end
Optional- 0 から始まるインデックスで、取り出す範囲の末尾の前を示します。
slice
はここまでを取り出しますが、end
は含めません。 - 例えば、
slice(1,4)
は2番目から4番目までの要素を取り出します (添字が 1, 2, 3 の要素)。 - 負のインデックスを使用して、配列の末尾からのオフセットを示すことが可能です。
slice(2,-1)
は3番目から、並びの最後から2番目までの要素を取り出します。 end
が省略されると、slice
は並びの最後までの範囲を取り出します。 (sab.byteLength
).
返値
取り出した要素をが入った新しい SharedArrayBuffer
です。
例
slice() の使用
var sab = new SharedArrayBuffer(1024);
sab.slice(); // SharedArrayBuffer { byteLength: 1024 }
sab.slice(2); // SharedArrayBuffer { byteLength: 1022 }
sab.slice(-2); // SharedArrayBuffer { byteLength: 2 }
sab.slice(0, 1); // SharedArrayBuffer { byteLength: 1 }
仕様書
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser
このページの互換性一覧表は構造化データから生成されています。データに協力していただけるのであれば、 https://github.com/mdn/browser-compat-data をチェックアウトしてプルリクエストを送信してください。