HTML のルビ代替表示用括弧 (<rp>
) 要素は、 <ruby>
要素によるルビの表示に対応していないブラウザー向けの代替表示用括弧を提供するために使用します。 <rp>
要素は、注釈の文字列を <rt>
要素を囲む開き括弧と閉じ括弧をそれぞれ囲む必要があります。
このデモのソースファイルは GitHub リポジトリに格納されています。デモプロジェクトに協力したい場合は、 https://github.com/mdn/interactive-examples をクローンしてプルリクエストを送信してください。
コンテンツカテゴリ | なし |
---|---|
許可されている内容 | テキスト |
タグの省略 | 要素の直後に <rt> または他の <rp> 要素が続くとき、または親要素内にそれ以上のコンテンツがない場合は、終了タグを省略可。 |
許可されている親要素 | <ruby> 要素。 <rp> 要素は <rt> 要素の直前または直後に配置しなければなりません。 |
許可されている ARIA ロール | すべて |
DOM インターフェイス | HTMLElement |
属性
この要素にはグローバル属性以外の属性はありません。
使用上のメモ
- ルビは日本語のふりがなや台湾語の注音符号など、東アジア言語で発音を示すものです。
<rp>
要素は<ruby>
要素に対応していない場合に使用されます。<rp>
要素の内容物で、ルビの存在を示すために何を表示すべきか(通常は括弧)を指定します。
例
この例はそれぞれの文字に等価なローマ字を表示するためのにルビを使用しています。
<ruby> 漢 <rp>(</rp><rt>Kan</rt><rp>)</rp> 字 <rp>(</rp><rt>ji</rt><rp>)</rp> </ruby>
CSS
body { font-size: 22px; }
このブラウザーでは次のように見えます。
上記の HTML は、ルビの対応がないブラウザーで表示すると、このように見えるかもしれません。
漢 (Kan) 字 (ji)
body { font-size: 22px; }
それ以外の例は、 <ruby>
要素についての記事を参照してください。
仕様書
仕様書 | 状態 | 備考 |
---|---|---|
HTML Living Standard <rp> の定義 |
現行の標準 | |
HTML5 <rp> の定義 |
勧告 |
ブラウザーの対応
このページの互換性一覧表は構造化データから生成されています。データに協力していただけるのであれば、 https://github.com/mdn/browser-compat-data をチェックアウトしてプルリクエストを送信してください。
Update compatibility data on GitHub
デスクトップ | モバイル | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
rp | Chrome 完全対応 5 | Edge 未対応 なし | Firefox 完全対応 38 | IE 完全対応 5 | Opera 完全対応 15 | Safari 完全対応 5 | WebView Android 完全対応 あり | Chrome Android 完全対応 あり | Firefox Android 完全対応 38 | Opera Android 完全対応 14 | Safari iOS 完全対応 あり | Samsung Internet Android 完全対応 あり |
凡例
- 完全対応
- 完全対応
- 未対応
- 未対応