<option>: HTML 選択肢要素

<option>HTML の要素で、<select><optgroup><datalist> の各要素内で項目を定義するために使われます。したがって、<option> は HTML 文書でポップアップメニューのメニュー項目や、その他の項目の一覧を表すことができます。

試してみましょう

属性

この要素にはグローバル属性があります。

disabled

この論理属性を設定すると、選択肢が選択不能になります。多くのブラウザーはそのようなコントロールをグレーアウトで表示し、マウスクリックやフォーカスなど、いかなるイベントも受け付けなくなります。この属性を設定していなくても、祖先に無効状態の <optgroup> 要素がある場合は無効化されます。

label

この属性は、選択肢の意味を示すラベル文字列です。label 属性を定義していない場合は、要素の文字列コンテンツが要素の値になります。

selected

この論理属性を設定すると、その選択肢が初期状態で選択されます。この <option> 要素の祖先の <select> 要素に multiple が設定されていない場合、<select> 要素内で selected 属性が設定できる <option> 要素は 1 つだけです。

value

この属性の内容は、フォームで送信する値を表します。値を送信するには、選択肢を選択しなければなりません。この属性を省略すると、option 要素の中の文字列が値となります。

CSS でのスタイル設定

<option> 要素のスタイル設定は非常に制限されています。選択肢は親要素で設定したフォントを継承しません。Firefox では colorbackground-color のみが設定可能ですが、Safari では何もプロパティを設定することはできません。スタイル設定についての詳細は、フォームへの高度なスタイル設定のガイドをご覧ください。

<select> 要素の例をご覧ください。

技術的概要

コンテンツカテゴリー なし
許可されている内容 エスケープされた文字(例えば &eacute;)を含むテキスト
タグの省略 開始タグは必須。直後に他の <option> 要素または <optgroup> 要素がある場合、または親要素が他に内容を持たない場合は終了タグを省略可能。
許可されている親要素 <select> 要素、<optgroup> 要素、<datalist> 要素
暗黙の ARIA ロール option
許可されている ARIA ロール 許可されている role なし
DOM インターフェイス HTMLOptionElement

仕様書

Specification
HTML Standard
# the-option-element

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報