PlayCanvas を使った基本的なデモの作成
PlayCanvas は有名な 3D WebGL ゲームエンジンです 。もともと Will Eastcott と Dave Evans によって作成されました。 GitHub 上でオープンソースとなっており、オンラインで使用できるエディターと優れたドキュメントが特徴です。 オンラインエディターは、パブリックプロジェクトの場合チームメンバー 2 人まで無料で使用できますが、商用でより多くの開発者が参加できるプライベートプロジェクトを希望される場合は 有償プランもあります。
ゲームやデモ
PlayCanvas では、機能紹介を兼ねたデモをいくつか公開しています。
- Tanx は、マルチプレイヤーのタンクゲームで自分のタンクを乗り回したり、他のプレイヤーを射撃したりするゲームです。
- Swooop は、航空機を操縦して魔法の島を飛び回り、宝石や燃料を集めるゲームです。
- Star Lord や BMW i8 のようなビジュアリゼーションもエンジンを活用し、その機能を紹介しています。
メモ: さらに事例をご覧になる場合は特集されているデモも確認してください。
エンジンとエディターの違い
エンジンそのものは、 JavaScript ファイルを HTML に直接入れ込むことで標準ライブラリーとして使用でき、すぐにコーディングすることができます。さらに、 PlayCanvas のツールセットにはオンラインエディターも搭載されています。このオンラインエディターでは、シーンにコンポーネントをドラッグ & ドロップすることができます。コーディングの知識よりも、デザインの知識の方が豊富な方がゲームやシーンを要するアプリを作成する場合など、この機能は大変便利なものとなります。 エディターとエンジンは異なるアプローチですが、最終的な目的の達成という面では同等です。
PlayCanvas エンジン
モダンブラウザー向けに構築されている PlayCanvas は、リソースローディング、エンティティシステムやコンポーネントシステム、高度なグラフィック操作、コリジョン、物理エンジン ( ammo.js でのビルド)、オーディオ、様々なデバイス(ゲームパッドを含む)からの入力のコントロールを扱う設備を搭載したフル装備の 3D エンジンです。 なかなかの機能が揃っているのではないでしょうか。実際に使用されているところを見てみましょう。詳細については PlayCanvas でベーシックデモをビルドするを参照ください。
PlayCanvas エディター
ゼロからコーディングするのではなく、オンラインエディターを使用するという手もあります。 コーディングが得意というわけでない方でも、心地よく使用いただける環境になっています。 詳細は PlayCanvas でベーシックデモをビルドするを参照ください。
まとめ
もちろん、自分がどういう方法でビルドしたいか、それが一番です。デザイナーであればオンラインエディターがやりやすいかもしれませんし、プログラマーであればコーディング環境で自らコントロールできるエンジンのソースファイルを好むかもしれません。 選択肢があり、最もいいと思うツールを選ぶことができるのがいい点です。