ブラウザーごとの表示の違い(User-Agent-Stylesheetによる表示差異)

概要

ブラウザー毎で独自のスタイルシートを持っており、使用するタグによっては、ブラウザー毎で表示が異なる場合があります。 多少デザインが異なる程度の為、ユーザー観点や操作上の問題はない場合が多いですが、代表的な例を紹介します。

  1. デフォルトのフォントが異なる ブラウザー毎でデフォルトのフォントが異なる場合があります。font-styleプロパティを明示的に指定すると統一できますが、font-style: normal; で指定した場合は、表示が多少異なります。 部分的に細かい px 指定をしていると、稀にレイアウトの崩れを起こすことがありますので、その場合は、明示的に指定を行う必要があります。
    css
    body {
      margin: 0;
      padding: 0;
      font-style: normal;
    }
    
  2. テキストの太さが異なる 見出しのテキストで使用する h 要素ですが、同様の要素(h2 要素など)で指定しても、ブラウザーによっては僅かな差異が発生する場合があります。
  3. チェックボックスのデザインが異なる チェックボックスの表示がブラウザー間で異なる場合があります。 チェックボックスには、ブラウザー毎で独自の CSS が適応されるため、多少デザインが異なります。 統一させる為には、デフォルトの装飾をリセットし、別途スタイル指定を行う必要があります。

    注意:2014/12現在、mobile版Firefoxでは、ブラウザー側のスタイルをリセットするappearanceプロパティが使用できない不具合があります。

  4. プルダウンメニューのデザインが異なる プルダウンメニューに関しても、チェックボックスのデザインと同様に、ブラウザー毎でデザインが異なる場合があります。

ブラウザー毎で独自の CSS が適応されていますが、下記のような方法でデザインを指定することで、統一することも可能です。

css
.ipt_select_01 {
  width: 100%;
  color: #000;
  background-color: ButtonFase;
  border-color: #A9A9A9;
}

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