screenshots

screenshots はマニフェストメンバーで、ウェブアプリケーションのショーケースとなる 1 枚以上の画像を指定することができます。 これらの画像は、ユーザーがアプリストアでウェブアプリのインターフェイスや機能をプレビューするのに役立ちます。

メモ: screenshots メンバーは任意であり、アプリストアはアプリを紹介する際にこれらの画像を表示しない場合があります。

構文

json
/* 単一のスクリーンショット */
"screenshots": [
  {
    "src": "desktop.webp",
    "sizes": "1280x720",
    "type": "image/webp"
  }
]

/* 2 枚のスクリーンショット */
"screenshots": [
  {
    "src": "screenshots/home.webp",
    "sizes": "1280x720",
    "type": "image/webp",
    "form_factor": "wide",
    "label": "メインナビゲーションと注目のコンテンツを表示するホーム画面"
  },
  {
    "src": "screenshots/dashboard.webp",
    "sizes": "1280x720",
    "type": "image/webp",
    "platform": "ios",
    "label": "キーメトリクスを表示するダッシュボードビュー"
  }
]

screenshots

オブジェクトの配列です。 各オブジェクトは、一般的な使用シナリオにおけるウェブアプリのスクリーンショットを表します。

各スクリーンショットオブジェクトには、 1 つ以上のプロパティが設定できます。このうち、 src のみが必須です。設定可能なプロパティは以下の通りです。

src

画像ファイルへのパスを指定する文字列。 これは icons メンバーの src プロパティと同じ形式です。

sizes 省略可

1 つ以上の画像のサイズを指定する文字列。 これは icons メンバーの sizes プロパティと同じ形式です。

type 省略可

画像の MIME タイプを指定する文字列。 これは icons メンバーの type プロパティと同じ形式です。

label 省略可

スクリーンショットオブジェクトのアクセシブル名を表す文字列。 レンダリングされたスクリーンショットの代替テキストとして使用される可能性があるため、わかりやすい名前を付けてください。 アクセシビリティの観点から、すべてのスクリーンショットにこのプロパティを指定することをお勧めします。

form_factor 省略可

スクリーンショットが適用される幅広い種類の端末の画面形状を表す文字列。 スクリーンショットが特定の画面レイアウトに適用される場合にのみ、このプロパティを指定してください。 form_factor が指定されていない場合、そのスクリーンショットはすべての種類の画面に適しているとみなされます。

有効な値は次のようなものです。

narrow

モバイル端末などの狭い画面にのみ適用できるスクリーンショットであることを示します。

wide

デスクトップパソコンなどの広い画面のみに適用されるスクリーンショットであることを示します。

platform

スクリーンショットが適用されるプラットフォームを表す文字列。 スクリーンショットが特定の端末や配信プラットフォームにのみ適用される場合にのみ、このプロパティを指定してください。 platform が指定されていない場合、スクリーンショットはすべてのプラットフォームに適していると見なされます。

有効な値は次のようなものです。

種類 説明
オペレーティングシステム android Google Android
chromeos Google ChromeOS
ios Apple iOS
ipados Apple iPadOS
kaios KaiOS
macos Apple macOS
windows Microsoft Windows
xbox Microsoft Xbox
配信プラットフォーム chrome_web_store Google Chrome Web Store
itunes iTunes App Store
microsoft-inbox Microsoft Windows にプリインストール
microsoft-store Microsoft Store
play Google Play Store

解説

screenshots メンバーは、アプリの実行時の動作やブラウザーによるアプリの表示方法には影響しない補助的なメタデータです。 スクリーンショットは、アプリストアやその他の配信プラットフォームで、潜在的なユーザーに対してアプリの機能を紹介するために使用されます。

配信プラットフォームは、表示するスクリーンショットの数を指定することがあります。

以下の画像は Apple App Store のもので、 iPhone アプリのリストにスクリーンショットがどのように表示されるかを示しています。 ギャラリー表示(左の画像)では、ユーザーは複数の画像を横方向にスクロールして閲覧できます。 任意の画像をタップすると、全画面表示(右の画像)で閲覧できます。

Apple App Store の Todoist アプリでは、ユーザーがスクロールできるアプリ画像の横長ギャラリーが表示されている。 Todoist アプリの横長ギャラリーの画像を全画面表示

iPad で同じ全画面画像を見ると、狭い端末 (iPhone) と広い端末 (iPad) のフォームファクターに異なるスクリーンショットが必要な理由がわかります。

複数のスクリーンショットを広いギャラリービューで表示する iPad 上の Todoist アプリのリスト

献立計画ウェブアプリのプレビューを追加

この例では、異なる端末向けの献立計画アプリのスクリーンショットを追加する方法を示しています。スクリーンショットは、デスクトップとモバイルの両方のビューで、アプリの同じ機能を表示しています。

json
{
  "name": "Meal Planner",
  "screenshots": [
    {
      "src": "screenshots/desktop-home.webp",
      "sizes": "1920x1080",
      "form_factor": "wide",
      "label": "Desktop view showing weekly meal calendar"
    },
    {
      "src": "screenshots/mobile-home.webp",
      "sizes": "750x1334",
      "form_factor": "narrow",
      "label": "Mobile view showing weekly meal calendar"
    }
  ]
}

仕様書

Specification
Web App Manifest - Application Information
# screenshots-member

ブラウザーの互換性

screenshots マニフェストメンバーは、ウェブアプリの公開やリスト化を行う際にアプリストアによって使用されるため、ブラウザーの互換性は適用されません。 ブラウザはこのメンバーを解析することがありますが、これは任意であり、アプリの機能や表示には影響しません。