CacheStorage: delete() メソッド

安全なコンテキスト用: この機能は一部またはすべての対応しているブラウザーにおいて、安全なコンテキスト (HTTPS) でのみ利用できます。

メモ: この機能はウェブワーカー内で利用可能です。

delete()CacheStorage インターフェイスのメソッドで、cacheName に一致する Cache オブジェクトを見つけ、見つかった場合は Cache オブジェクトを削除し、 true に解決される Promise を返します。 Cache オブジェクトが見つからない場合は、false に解決されます。

CacheStorage には、ウィンドウの Window.caches プロパティまたはワーカーの WorkerGlobalScope.caches を介してアクセスできます。

構文

js
delete(cacheName)

引数

cacheName

削除するキャッシュの名前。

返値

Promise で、 Cache オブジェクトが見つかって削除された場合は true、そうでない場合は false に解決されます。

このコードスニペットでは、activate イベントを待機してから、新しいサービスワーカーがアクティブになる前に、古い未使用のキャッシュをクリアする waitUntil() ブロックを実行します。 ここに、保持したいキャッシュ名の配列 (cachesToKeep) があります。 CacheStorage オブジェクトのキャッシュのキーを CacheStorage.keys を使用して返し、各キーをチェックしてその配列内にあるかどうかを確認します。 ない場合は、 delete() を使用して削除します。

js
this.addEventListener("activate", (event) => {
  const cachesToKeep = ["v2"];

  event.waitUntil(
    caches.keys().then((keyList) =>
      Promise.all(
        keyList.map((key) => {
          if (!cachesToKeep.includes(key)) {
            return caches.delete(key);
          }
        }),
      ),
    ),
  );
});

仕様書

Specification
Service Workers
# cache-storage-delete

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報