Touch: radiusX プロパティ

radiusXTouch インターフェイスの読み取り専用プロパティで、タッチ面の連絡先を最も近く囲む楕円の X 半径を返します。値は Touch.screenX と同じ倍率の CSS のピクセル値です。

この値と Touch.radiusY および Touch.rotationAngle の組み合わせにより、ユーザーと画面の接触領域のサイズと図形を近似した楕円が構成されます。これは、例えば、指先と画面の間の接触を表す比較的大きな楕円であったり、スタイラスの先端を表す小さな領域であったりします。

数値です。

この例では、 Touch インターフェイスの Touch.radiusXTouch.radiusXTouch.rotationAngle プロパティを使用する例を示します。 Touch.radiusX プロパティは、タッチ領域(指やスタイラスなど)を最も近く囲む楕円の、タッチ点の Touch.rotationAngle示す軸上の半径です。同様に Touch.radiusY プロパティは、タッチ領域(指やスタイラスなど)を最も近く囲む楕円の、 Touch.rotationAngle で示される線に直交する軸の半径です。 Touch.rotationAngle は、 radiusXradiusY で記述されている楕円を、その中心に対して時計回りに回転させたときの角度(度)です。

以下の単純なコードでは、 touchstarttouchmovetouchend イベントに対して単一のハンドラーを登録しています。 src 要素がタッチされると、タッチ点の radiusXradiusY の値に基づいて要素の幅と高さが計算され、タッチ点の rotationAngle を使用して要素が回転します。

html
<div id="src">…</div>
js
const src = document.getElementById("src");

src.addEventListener("touchstart", rotate);
src.addEventListener("touchmove", rotate);
src.addEventListener("touchend", rotate);

function rotate(e) {
  const touch = e.changedTouches.item(0);

  // 既定のイベント処理を無効にする
  e.preventDefault();

  // 'src' 要素を回転する
  src.style.width = `${touch.radiusX * 2}px`;
  src.style.height = `${touch.radiusY * 2}px`;
  src.style.transform = `rotate(${touch.rotationAngle}deg)`;
}

仕様書

Specification
Touch Events
# dom-touch-radiusx

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser