SpeechSynthesisErrorEvent: SpeechSynthesisErrorEvent() コンストラクター
SpeechSynthesisErrorEvent()
コンストラクターは新しい SpeechSynthesisErrorEvent
オブジェクトを生成します。
メモ: ウェブ開発者は、通常このコンストラクターを呼び出す必要はありません。イベントを発生させるときに、ブラウザー自身がこれらのオブジェクトを生成するからです。
構文
js
new SpeechSynthesisErrorEvent(type, options)
引数
type
-
文字列で、イベント名を指定します。 大文字小文字を区別し、ブラウザーは
error
を設定します。 options
-
オブジェクトで、
SpeechSynthesisEvent()
で定義されているプロパティに加え、以下のプロパティを持つことができます。error
-
エラーの理由を持つ文字列。使用可能な値は以下のとおりです。
canceled
-
SpeechSynthesis.cancel
(en-US) メソッドが、SpeechSynthesisUtterance
が発話開始前にキューから除去されたために呼び出されました。 interrupted
-
SpeechSynthesis.cancel
(en-US) メソッドが、SpeechSynthesisUtterance
が発話開始後に中断されたために呼び出されました。 audio-busy
-
ユーザーエージェントがオーディオ出力機器にアクセスできなかったため、この時刻に処理を完全に完了できませんでした(例えば、ユーザーは別のアプリケーションを閉じてこの問題を解決する必要ががある場合など)。
audio-hardware
-
ユーザーエージェントがオーディオ出力機器を特定できなかったため、操作を完了できませんでした(例えば、ユーザーはスピーカーを接続したり、システム設定を行ったりする必要があります)。
network
-
必要なネットワーク通信に失敗したため、今回の処理を完全に実行できませんでした。
-
この例では、利用できる合成エンジンがないため、処理を完了できませんでした(例えば、ユーザーは合成エンジンをインストールまたは設定する必要があります)。
synthesis-failed
-
合成エンジンがエラーを発生したため、処理が実行できませんでした。
-
SpeechSynthesisUtterance.lang
で設定するには、適切な音声が利用できませんでした。window.speechSynthesis.getVoices()
(en-US) メソッドを使用して、ユーザーのブラウザーで対応している音声と言語を判別することができます。 -
SpeechSynthesisUtterance.voice
に設定した音声は利用できませんでした。 text-too-long
-
SpeechSynthesisUtterance.text
属性のコンテンツが長すぎて合成できませんでした。 invalid-argument
-
SpeechSynthesisUtterance.rate
、SpeechSynthesisUtterance.pitch
、SpeechSynthesisUtterance.volume
のいずれかのプロパティの内容が無効でした。 not-allowed
-
処理を開始することが許可されませんでした。
返値
新しい SpeechSynthesisErrorEvent
オブジェクトです。
仕様書
Specification |
---|
Web Speech API # dom-speechsynthesiserrorevent-speechsynthesiserrorevent |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser