MDN’s new design is in Beta! A sneak peek: https://blog.mozilla.org/opendesign/mdns-new-design-beta/

WebAssembly.Memory()

これは実験段階の機能です。
この機能は複数のブラウザーで開発中の状態にあります。互換性テーブルをチェックしてください。また、実験段階の機能の構文と挙動は、仕様変更に伴い各ブラウザーの将来のバージョンで変更になる可能性があることに注意してください。

WebAssembly.Memory() コンストラクタは  Memory オブジェクトを生成します。これは、WebAssembly Instance からアクセスされるメモリで使用される生のバイト列を持つリサイズ可能な ArrayBuffer です。

JavaScript か WebAssembly コードから生成されたメモリは JavaScript と WebAssembly のどちらからもアクセス、変更が可能になります。

構文

var myMemory = new WebAssembly.Memory(memoryDescriptor);

パラメータ

memoryDescriptor
以下のメンバーを含むことができるオブジェクト:
initial
WebAssembly Memory の初期サイズを WebAssembly ページ単位で設定します。
maximum Optional
WebAssembly Memory の拡張できる最大サイズを WebAssembly ページ単位で設定します。 存在する場合、 maximum パラメータはメモリーを前面に確保するためのエンジンのヒントとして機能します。一般的に、ほとんどの WebAssembly モジュールは maximum を設定する必要はありません。

: WebAssembly ページは65536バイト、すなわち64KiBのサイズを1単位とします。

例外

  • もし memoryDescriptor がオブジェクト型でない場合、TypeError がスローされます。
  • もし maximum が定義されていて、 initial よりも小さい場合、 RangeError がスローされます。

Memory インスタンス

全ての Memory インスタンスは Memory() コンストラクタの プロトタイプオブジェクト を継承します。これは全ての Memory インスタンスに影響するように変更可能です。

インスタンスプロパティ

Memory.prototype.constructor
このオブジェクトのインスタンスを生成した関数を返します。デフォルトでは WebAssembly.Memory() コンストラクタです。
Memory.prototype.buffer
メモリーに格納されているバッファを返すアクセサプロパティ。

インスタンスメソッド

Memory.prototype.grow()
指定した WebAssembly ページの数 (64KBを1単位とする) でメモリーインスタンスのサイズを増やします。

WebAssembly.Memory オブジェクトを取得する方法は2つあります。1つ目は JavaScript から生成する方法です。以下の例では、初期サイズが10ページ (640KiB) 、最大サイズが100ページ (6.4MiB) で新しい WebAssembly Memory インスタンスを生成しています。

var memory = new WebAssembly.Memory({initial:10, maximum:100});

2つ目は WebAssembly モジュールからエクスポートされた WebAssembly.Memory オブジェクトを使用する方法です。以下の例 (Github memory.html と 動作例 を参照) では fetchAndInstantiate() ユーティリティ関数を使用して memory.wasm バイトコードをフェッチし、インスタンス化しています。次にモジュールからメモリーをエクスポートして、何個かの値を格納し、エクスポートされた関数を使用して数を合計しています。

fetchAndInstantiate('memory.wasm').then(function(instance) {
  var i32 = new Uint32Array(instance.exports.mem.buffer);
  for (var i = 0; i < 10; i++) {
    i32[i] = i;
  }
  var sum = instance.exports.accumulate(0, 10);
  console.log(sum);
});

仕様

仕様 策定状況 コメント
Web Assembly JavaScript API
Memory の定義
ドラフト 初回ドラフト定義。

ブラウザ実装状況

Feature Chrome Edge Firefox (Gecko) Internet Explorer Opera Safari (WebKit)
基本サポート 57 15[2] 52 (52)[1] 未サポート 44 11
Feature Chrome for Android Android Webview Edge Mobile Firefox Mobile (Gecko) IE Mobile Opera Mobile Safari Mobile
基本サポート 57 57 未サポート 52.0 (52)[1] 未サポート 未サポート 11

[1] WebAssemblyはFirefox 52+で有効です。Firefox 52 Extended Support Release (ESR.)では無効化されています。

[2] 現在、“Experimental JavaScript Features” フラグを付けることでサポートされます。詳細については このブログ記事 を参照してください。

関連情報

ドキュメントのタグと貢献者

 このページの貢献者: syu_kato
 最終更新者: syu_kato,