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Firefox 2 のセキュリティ

この記事では、Firefox 2 のセキュリティに影響を与える変更点について説明しています。

弱い暗号化がデフォルトで無効に

Firefox 2 では、デフォルトで SSLv2 および脆弱な「エクスポート」暗号スイート(鍵長が 64 ビット未満のもの)が無効化され、代わりに SSLv3 が使用されます。これによりセキュリティが強化されます。

推奨される暗号化方式は TLS_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA および TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA です。一部のサーバーでは、これらを SSL_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA および SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA と表記します。

SSLv2 の対応を有効にする必要がある場合は、適切な security.ssl2.* ユーザー設定を true に設定することで有効にできます。

新機能

  • Firefox 2 は TLS における楕円曲線暗号に対応しています。現在のところ、対応曲線は 256 ビット、384 ビット、および 521 ビット(そう、521 ビットです)に限定されています。
  • Firefox 2 は、単一の基盤となるネットワークアドレス上で複数の仮想サーバーをホストするサーバーへの安全な接続を容易にするため、TLS サーバー名表示拡張機能に対応します。これは RFC 3546 に準拠しています。
  • Firefox 2 がウェブサーバーの証明書を検証するために OCSP リクエストを送信する際、通常の HTTP トラフィック用に設定されたプロキシーを使用するようになりました。

利用可能な暗号方式の特定

いつも通り、対応している暗号化方式(および有効化または無効化されているもの)は、about:config にアクセスし "ssl" または "tls" で検索することで確認できます。

jar: プロトコルのセキュリティ向上

jar: プロトコル使用時の潜在的なセキュリティ問題を修正するため、JAR ファイルは MIME タイプ application/java-archive で提供する必要があります。詳細は Security and the jar protocol を参照してください。