String.prototype.slice()
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.
slice()
メソッドは、元の文字列を変更せず、文字列の一部分を取り出し、それを新しい文字列として返します。
試してみましょう
構文
slice(indexStart)
slice(indexStart, indexEnd)
引数
indexStart
-
返却する部分文字列に含める最初の文字の位置です。
indexEnd
省略可-
返却する部分文字列から除外する最初の文字の位置です。
返値
文字列の取り出された部分を含んだ新しい文字列です。
解説
slice()
は 1 つの文字列からテキストを取り出し、新しい文字列を返します。一方の文字列におけるテキストへの変更は、他の文字列に影響を与えません。
slice()
は indexEnd
を含まずにテキストを取り出します。例えば str.slice(1, 4)
は、 2 番目から 4 番目までの文字(1
, 2
, 3
の位置の文字)を取り出します。
indexStart >= str.length
の場合、空文字列が返されます。indexStart < 0
の場合、位置は文字列の末尾から数えられます。もっと正式に言えば、この場合、部分文字列はmax(indexStart + str.length, 0)
から始まります。indexStart
が省略されたり、 undefined であったり、(Number(indexStart)
を使用して)数値に変換できなかったりした場合は、0
として扱われます。indexEnd
が省略されたり、 undefined であったり、(Number(indexEnd)
を使用して)数値に変換できなかったり、indexEnd >= str.length
であったりした場合は、slice()
は文字列の末尾まで抽出します。indexEnd < 0
であった場合、その位置は文字列の末尾から数えられます。もっと正式に言えば、この場合、部分文字列はmax(indexEnd + str.length, 0)
で終わります。- 負の値を正規化した後で
indexEnd <= indexStart
であった場合(すなわち、indexEnd
がindexStart
よりも前の文字を表していた場合)は、空文字列が返されます。
例
slice() を使って新しい文字列を作る
以下の例では、新しい文字列を生成するために slice()
を使っています。
const str1 = "The morning is upon us."; // The length of str1 is 23.
const str2 = str1.slice(1, 8);
const str3 = str1.slice(4, -2);
const str4 = str1.slice(12);
const str5 = str1.slice(30);
console.log(str2); // he morn
console.log(str3); // morning is upon u
console.log(str4); // is upon us.
console.log(str5); // ""
負の位置で slice() を使う
下記の例では負の位置で slice()
を使っています。
const str = "The morning is upon us.";
str.slice(-3); // 'us.'
str.slice(-3, -1); // 'us'
str.slice(0, -1); // 'The morning is upon us'
str.slice(4, -1); // 'morning is upon us'
この例では、文字列の末尾から前方に 11
番目を開始位置とし、先頭から後方に 16
番目を終了位置とします。
console.log(str.slice(-11, 16)); // "is u"
こちらは先頭から後方に 11
番目を開始位置とし、末尾から前方に 7
番目を終了位置とします。
console.log(str.slice(11, -7)); // " is u"
これらの引数は、末尾から前方に 5
番目を開始位置とし、末尾から前方に 1
番目を終了位置とします。
console.log(str.slice(-5, -1)); // "n us"
仕様書
Specification |
---|
ECMAScript Language Specification # sec-string.prototype.slice |
ブラウザーの互換性
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