Atomics.notify()
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since December 2021.
静的メソッドである Atomics.notify()
は、待ち行列で休眠状態にあるエージェントに通知します。
メモ: この操作は共有された Int32Array
に対してのみ動作します。
共有されていない ArrayBuffer
オブジェクトでは 0
を返します。
構文
js
Atomics.notify(typedArray, index, count);
引数
typedArray
-
共有された
Int32Array
。 index
-
起動する対象となる
typedArray
中の位置。 count
省略可-
通知する休眠状態のエージェントの数。既定値は
+Infinity
です。
返値
- 起動したエージェントの数を返します。
-
共有されていない
ArrayBuffer
オブジェクトが使用された場合は、0
を返します。
例外
typedArray
が許可された整数型の何れでもない場合、TypeError
が発生します。index
がtypedArray
の範囲を超えている場合、RangeError
が発生します。
例
notify
の使用
共有された Int32Array
を用意します。
js
const sab = new SharedArrayBuffer(1024);
const int32 = new Int32Array(sab);
読み手のスレッドは、0 番目の値が 0 であることを期待して休眠状態になります。それが満たされている間は処理が進みません。しかし、書き手のスレッドが新しい値を格納した場合、読み手のスレッドは書き手のスレッドによって起動され、新しい値 (123) を取得します。
js
Atomics.wait(int32, 0, 0);
console.log(int32[0]); // 123
書き手のスレッドは新しい値を格納し、待機中のスレッドに通知を行います。
js
console.log(int32[0]); // 0;
Atomics.store(int32, 0, 123);
Atomics.notify(int32, 0, 1);
仕様書
Specification |
---|
ECMAScript Language Specification # sec-atomics.notify |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser