HTTP リクエストメソッド
HTTP では、リソースに対して実行したいアクションを示す一連のリクエストメソッドを定義しています。リクエストメソッドは HTTP 述語と呼ばれることがありますが、名詞も存在します。それぞれのメソッドがさまざまな意味を持っていますが、いくつかの共通的な機能が、メソッドのグループで共有されています。例えば、リクエストメソッドは安全、べき等、キャッシュ可能であることがあります。
GET
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GET
メソッドは、指定したリソースの表現をリクエストします。GET
を使用するリクエストは、データの取り込みに限ります。 HEAD
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HEAD
メソッドはGET
リクエストと同じレスポンスを、レスポンス本文なしで求めます。 POST
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POST
は指定したリソースに実体を送信するために使用するメソッドであり、サーバー上の状態を変更したり、副作用が発生したりすることがよくあります。 PUT
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PUT
メソッドは対象リソースの現在の表現全体を、リクエストのペイロードで置き換えます。 DELETE
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DELETE
メソッドは、指定したリソースを削除します。 CONNECT
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CONNECT
メソッドは、対象リソースで識別されるサーバーとの間にトンネルを確立します。 OPTIONS
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OPTIONS
メソッドは、対象リソースの通信オプションを示すために使用します。 TRACE
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TRACE
メソッドは、対象リソースへのパスに沿ってメッセージのループバックテストを実行します。 PATCH
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PATCH
メソッドは、リソースを部分的に変更するために使用します。
仕様書
仕様書 | 表題 | 備考 |
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RFC 7231, セクション 4: Request methods | Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Semantics and Content | GET, HEAD, POST, PUT, DELETE, CONNECT, OPTIONS, TRACE を定義。 |
RFC 5789, セクション 2: Patch method | PATCH Method for HTTP | PATCH を定義。 |
ブラウザーの互換性
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