<mfenced>
非推奨: この機能は非推奨になりました。まだ対応しているブラウザーがあるかもしれませんが、すでに関連するウェブ標準から削除されているか、削除の手続き中であるか、互換性のためだけに残されている可能性があります。使用を避け、できれば既存のコードは更新してください。このページの下部にある互換性一覧表を見て判断してください。この機能は突然動作しなくなる可能性があることに注意してください。
非標準: この機能は標準ではなく、標準化の予定もありません。公開されているウェブサイトには使用しないでください。ユーザーによっては使用できないことがあります。実装ごとに大きな差があることもあり、将来は振る舞いが変わるかもしれません。
<mfenced>
は MathML の要素で、独自の括弧類(角括弧など)や区切り記号(カンマやセミコロンなど)を数式に追加する機能を提供します。
属性
この要素の属性にはグローバル MathML 属性があります。
close
-
閉じ記号の文字列です。既定値は
")"
です。ホワイトスペースはすべて削除されます。 open
-
開き記号の文字列です。既定値は
"("
です。ホワイトスペースはすべて削除されます。 separators
-
区切り記号を表すゼロ個以上の文字の列です。ホワイトスペースで区切っても構いません(無視されます)。既定値は "," です。複数指定することにより,各子要素間に別個の区切り記号を当てることが出来ます。余分に指定した分は無視されます。少なく指定した場合は,最後のものが繰り返されます。
例
最後の区切り記号 (,
) は繰り返される
<math display="block">
<mfenced open="{" close="}" separators=";;,">
<mi>a</mi>
<mi>b</mi>
<mi>c</mi>
<mi>d</mi>
<mi>e</mi>
</mfenced>
</math>
レンダリング例:
このブラウザーでのレンダリング:
余分な区切り記号 (,
) は無視される
<math display="block">
<mfenced open="[" close="]" separators="||||,">
<mi>a</mi>
<mi>b</mi>
<mi>c</mi>
<mi>d</mi>
<mi>e</mi>
</mfenced>
</math>
レンダリング例:
このブラウザーでのレンダリング:
仕様書
<mfenced>
はブラウザーに向けた仕様書にはどこにも定義されていませんが、 MathML 4 に説明が見られます。
ブラウザー互換性
BCD tables only load in the browser