Firefox 39 for developers

ハイライト:

• WebIDE で、Wi-Fi 経由で Firefox OS デバイスのデバッグが可能になりました
• WebIDE で Cordova のプロジェクトをサポートしました
• アニメーションビューで早戻し、早送り、特定の時間へのジャンプが可能になりました
• 3 次ベジェ曲線エディターにプリセットを 31 個搭載しました
• インスペクターで要素のドラッグ・アンド・ドロップが可能になりました
• ウェブコンソールのコマンド履歴が、セッションをまたいで維持されるようになりました
• コンソールで最後に評価された式の結果を表示する $_ コマンド
• インライン要素のボックスモデルのハイライト機能を改善

Firefox 38 から Firefox 39 の間に解決した開発ツール関連のバグ一覧

• list-style-type プロパティと短縮プロパティである list-style で、<string> 型をサポートしました (Firefox バグ 1144607)。
• CSS Scroll Snapping を実装しました (Firefox バグ 945584 および Firefox バグ 1138658)。
• CSS Animations と CSS Transitions のカスケーディングを、最新の仕様に合致するよう修正しました (Firefox バグ 1125455)。
• writing-mode の縦書きをサポートしました。Nightly および Developer Edition ではデフォルトで有効ですが、Beta および Release では無効化しています (Firefox バグ 1099032)。現在の実装は不完全であり、またテーブルなど一部のウィジェットでは対応していない値があります。

• ARIA の新たなロールである switch をサポートしました (Firefox バグ 1136563)。
• 情報を一切明らかにせずに将来の接続を先に始めることを可能にする、<link rel="preconnect"> を実装しました (Firefox バグ 1135160)。

• RegExp コンストラクターは第 1 引数に RegExp、また第 2 引数に flags を指定した場合に、例外が発生しないようになりました (Firefox バグ 1108949)。

• Object.prototype.__noSuchMethod__ プロパティは非推奨になり、コンソールに警告を表示します (Firefox バグ 1140428 および platform でのアナウンスをご覧ください)。

• Proxy オブジェクトの実装を、ES6 仕様へさらに準拠するよう更新しました:

  • defineProperty ハンドラーおよび set ハンドラーは、成功時に true を、strict モードで成功しない場合は TypeError 例外を明示的に返すことが必要になりました (Firefox バグ 1132522)。
  • window をターゲットとして設定した場合、これらのハンドラーで TypeError 例外が発生します (Firefox バグ 828137)。

• アロー関数 (=>) を使用する際、行末 (\n) をアロー関数の引数の後ろに置くことができなくなりました (() \n => {}) (Firefox バグ 1141392)。

• RegExp.prototype.toString がジェネリック関数になりました (Firefox バグ 1079919)。

• String.prototype.match()、String.prototype.search()、String.prototype.replace() の非標準引数 flags が非推奨になり、コンソールに警告を表示します(Firefox バグ 1142351)。

• 最新の ES6 ドラフトに準拠させるため、Object.assign() の try/catch の動作を削除しました (Firefox バグ 1103344)。

• 実験的機能である CanvasRenderingContext2D.addHitRegion() メソッドで、path オプションをサポートしました。これは hit region を Path2D オブジェクトに追加できます (Firefox バグ 1129147)。
• FormData オブジェクトを操作する新たなメソッドを追加しました (Firefox バグ 1085283)。また、Web workers で FormData をサポートしました (Firefox バグ 739173)。
• 非標準の XMLHttpRequest.sendAsBinary() メソッドを削除しました (Firefox バグ 853162)。
• Web Animations の実験的な実装を続けています。AnimationPlayer.startTime が書き込み可能になりました (Firefox バグ 1073379)。
• Service Worker の実験的な実装を進めています。Cache インターフェイスおよび CacheStorage インターフェイスを実装しました (Firefox バグ 940273)。
• Fetch API の実験的な実装をデフォルトで有効にしました (Firefox バグ 1133861)。
• WebGL2 の実験的な実装を続けています。WebGLSync を実装しました (Firefox バグ 1048721)。
• デスクトップ版 Firefox で MouseEvent.offsetX および MouseEvent.offsetY をサポートしました (Firefox バグ 69787。Android 版 Firefox および Firefox OS ではサポートしていません (Firefox 43 でサポート予定)。

変更なし。

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• WOFF2 フォントのサポートを Release バージョンの Firefox でも、デフォルトで有効にしました (Nightly や Developer Edition に加えて、Beta や Release も有効) (Firefox バグ 1084026)。
• -remote コマンドラインオプションを削除しました (Firefox バグ 1080319)。
• 新たに Unicode 8.0 skin tone emoji サポートしました (Firefox バグ 1153460)。

• SSLv3 のサポートを完全に廃止しました (Firefox バグ 1106470)。

変更なし。

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• Firefox 39 リリースノート
• Firefox 39 アドオン互換性情報