mozIStorageService
このインタフェースを使うことでデータベースへのmozIStorageConnection
を開くことができます、また開かれていないデータベースファイルのバックアップを作成することもできます。
継承元: nsISupports
メソッド概要
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メソッド
backupDatabaseFile()
指定されたファイルのバックアップを作成します。データベースは開かれていない必要があります、またはこのメソッドを呼び出す際にデータベースに対する操作が行われないことが確かである必要があります。指定されたファイル名はあくまでもサジェスチョンになります。すでにファイル名が使われている場合、ユニークなファイル名になるように処理されます。実際のバックアップファイルは戻り値になり、実際のファイル名もそこから取得することができます。
nsIFile backupDatabaseFile( in nsIFile aDBFile, in AString aBackupFileName, [optional] in nsIFile aBackupParentDirectory );
引数
- aDBFile
- バックアップを取るデータベースファイル
- aBackupFileName
- 新しく作成するバックアップファイルの名前
- aBackupParentDirectory
- バックアップファイルを格納するディレクトリの名前。この引数が指定されない場合はオリジナルのデータベースファイルと同じ場所にバックアップファイルが作成されます。
戻り値
新しいバックアップデータベースファイルを意味するnsIFile
オブジェクト
openSpecialDatabase()
要求されたストレージのタイプを特定する命名された特別なデータベースストレージへの接続を開きます。
引数
- aStorageKey
- 要求されたストレージタイプを特定するキー文字列。"profile"および"memory"が有効です。
戻り値
指定されたデータベースへの接続を提供する新しいmozIStorageConnection
オブジェクト
例外
- NS_ERROR_INVALID_ARG
-
aStorageKey
が不正な場合
openDatabase()
指定されたファイルへのデータベース接続を開きます。このメソッドがNS_ERROR_FILE_CORRUPTED
例外をスローする場合、mozIStorageService.backupDatabaseFile()
メソッドをデータベースをバックアップするために呼び出すことが推奨されます。こうすることでユーザデータの喪失を防ぐことができます。(現在失われたデータを復旧する手段はありません。)
警告: 単一のファイルに対して複数の接続を確立する場合、必ず毎回大文字小文字を含め正確に同じ名前を使用してください。SQLiteのプログラムは既に接続が開かれているかどうかを調べるために、単純な文字列比較によって判断しています。"Foo.sqlite" と "foo.sqlite" により接続を開いた場合はあなたのデータベースは破損してしまうでしょう。
もし、仮想テーブルをデータベース中に含むのであれば(例えば、全文インデックスなど)、mozIStorageService.openUnsharedDatabase()
を開く際に使うべきです。なぜならばこのようなテーブルは共有キャッシュが使えないためです。このメソッドを仮想テーブルを含むデータベースへの接続を開くために用いた場合、データベースの破損とNS_ERROR_FILE_CORRUPTED
例外のスローが発生するでしょう。
mozIStorageConnection openDatabase( in nsIFile aDatabaseFile );
引数
- aDatabaseFile
-
データベースとして開くための
nsIFile
オブジェクト
戻り値
開かれたデータベース接続であるmozIStorageConnection
オブジェクト
例外
- NS_ERROR_FAILURE
- データベースを開こうとした際にエラーが起こった場合発生
- NS_ERROR_FILE_CORRUPTED
- データベースファイルが破損した場合、またはデータベースが(このメソッドでは対応していない)仮想テーブルを含む場合に発生
- NS_ERROR_OUT_OF_MEMORY
- 新しいストレージオブジェクトの割り当てが失敗した場合に発生
openUnsharedDatabase()
共有キャッシュを使わずに指定されたファイルへのデータベース接続を開きます。このメソッドがNS_ERROR_FILE_CORRUPTED例外をスローする場合、mozIStorageService.backupDatabaseFile()
メソッドをデータベースバックアップのために呼び出すことが推奨されます。こうすることでユーザデータの喪失を防ぐことができます。(現在失われたデータを復旧する手段はありません。)
警告: 単一のファイルに対して複数の接続を確立する場合、必ず毎回大文字小文字を含め正確に同じ名前を使用してください。SQLiteのプログラムは既に接続が開かれているかどうかを調べるために、単純な文字列比較によって判断しています。"Foo.sqlite" と "foo.sqlite" により接続を開いた場合はあなたのデータベースは破損してしまうでしょう。
mozIStorageConnection openUnsharedDatabase( in nsIFile aDatabaseFile );
引数
- aDatabaseFile
-
データベースとして開くための
nsIFile
オブジェクト
戻り値
開かれたデータベース接続であるmozIStorageConnection
オブジェクト
例外
- NS_ERROR_FAILURE
- データベースを開こうとした際にエラーが起こった場合発生
- NS_ERROR_FILE_CORRUPTED
- データベースファイルが破損した場合、またはデータベースが(このメソッドでは対応していない)仮想テーブルを含む場合に発生
- NS_ERROR_OUT_OF_MEMORY
- 新しいストレージオブジェクトの割り当てが失敗した場合に発生