非標準
この機能は標準ではなく、標準化の予定もありません。公開されているウェブサイトには使用しないでください。ユーザーによっては使用できないことがあります。実装ごとに大きな差があることもあり、将来は振る舞いが変わるかもしれません。
要約
BrowserID プロトコル は、BrowserID API を開示する window.navigator
オブジェクトに新しい id
プロパティを定義しています。この API はいくつかの重要なリビジョンを経ています。各世代別の API は以下の通りです。
"Observer" API (現在)
Observer API は、初めて利用したユーザに対する検証後の振る舞いの改善、自動的なログインの持続、ネイティブアプリケーションへの簡単な統合など、多くのリクエストがあった機能を導入しています。
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navigator.id.watch()
- ユーザが Web サイトにログインまたはログアウトした時に呼び出されるコールバックを登録します。
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navigator.id.request()
- ユーザからの署名付き ID アサーションを要求します。
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navigator.id.logout()
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ユーザを Web サイトからログアウトし、次回そのユーザが Web サイトを訪れた時に自動的に
onlogin
が実行されることを防ぎます。
ユーザがサードパーティーのクッキーを無効にしている場合、Observer API を使用してのログイン時に問題が発生する可能性があります(※参照: onlogout called immediately after onlogin if 3rd party cookies are disabled · Issue #2999 · mozilla/browserid )
"Callback" API (現在)
Callback API は、2011 年 11 月に導入されました。この API は、navigator.id.get()
にオプションが渡されることを許可し、BrowserID が管理する持続的なセッションの実験的なサポートを提供して初期の API を改善するためのものです。
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navigator.id.get()
- ユーザの署名付きアサーション内の BrowserID を取得します。
"VerifiedEmail" API (非推奨)
VerifiedEmail API は、BrowserID の最初の API でした。この API は、2011 年末に非推奨になりました。
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navigator.id.getVerifiedEmail()
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ユーザの署名付きアサーション内の BrowserID を取得します。このメソッドは非推奨です。代わりに、後方互換性を持つ
navigator.id.get()
を使用してください。