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メールアカウント設定ウィザードの概要とカスタマイズ

このドキュメントはドラフトです。

Thunderbird 3 には、新しい「メールアカウント設定ウィザード」が備わっています。ここでは、名前とメールアドレス、パスワードさえ入力すれば、ISP データベースなどが参照され、サーバ設定情報が見つかった場合は自動的に設定が完了します。

注: ISP には、フリーメールサービス事業者も含まれます。

アカウント設定の流れ

Thunderbird は以下の順番で XML 形式のサーバ設定情報を確認します。実際の処理は emailWizard.jsfetchConfig.js で確認できます。

  1. ローカルディスク内の設定ファイルを参照
  2. ISP が公開しているのデータベースを参照 (Thunderbird 3.1 以上)
  3. Mozilla のデータベースを参照
  4. ポートスキャンを行ってサーバを特定

ローカルディスク内の設定ファイルを参照

Thunderbird はまず、インストールディレクトリの isp フォルダにある XML ファイルを探します。例えばあなたの会社 (メールアドレス) のドメイン名が example.com だった場合、これは Windows では

  • C:¥Program Files¥Mozilla Thunderbird¥isp¥example.com.xml

になります。このファイルは通常存在しません。ファイルが見つかって設定が確認できた場合、Thunderbird はアカウント設定を完了します。

企業の情報システム部門では、この仕組みを利用してあらかじめ設定ファイルを組み込んだ Thunderbird 配布することで、社員や学生がすばやく確実にアカウント設定を行えるようにすることができます。

ISP が公開しているのデータベースを参照 (Thunderbird 3.1 以上)

次に Thunderbird は、あなたの ISP に設定を問い合わせます。例えばあなたの ISP (メールアドレス) のドメイン名が example.net だった場合、

が順に参照されます。Thunderbird はアカウント設定を完了します。

特に規模の大きい ISP では、最新の設定を効率良く提供したいと思う場合もあるでしょう。この URL の形式に合わせて設定ファイルを設置することで、会員がすばやく確実にアカウント設定を行えるようにすることができます。

Mozilla のデータベースを参照

次に Thunderbird は、Mozilla Messaging のサーバにある ISP データベースを参照します。例えばあなたの ISP (メールアドレス) のドメイン名が example.net だった場合、

が参照されます。

データベースには、既に 様々な ISP の設定 が登録されています。あなたが ISP の管理者で設定を登録したい場合、あるいはあなたがお使いの ISP の設定がまだ登録されていない場合は、ISP データベース もしくは Bugzilla で追加を依頼することもできます。

ポートスキャンを行ってサーバを特定

それでもなお設定が見つからない場合、Thunderbird は可能性のあるサーバを自動検出しようとします。例えばあなたの ISP (メールアドレス) のドメイン名が example.net だった場合、pop.example.netimap.example.netmail.example.netsmtp.example.net などに対し、ポートスキャンを試みます。送受信が可能なポートが見つかった場合はその設定を使用し、見つからなかった場合はユーザに手作業での設定入力を求めます。

設定ファイルの形式

上記の通り、サーバ設定情報ファイルは XML 形式となっています。詳しくは Config File Format をご覧ください。また、GmailYahoo! MailAOL といった実際の設定ファイルも参考にしてください。

Thunderbird 2 以前も、ローカルディスク内の設定ファイルを参照する仕組みはあり、Gmail と .Mac (現 MobileMe) の設定ファイルがあらかじめ組み込まれていました。詳しい情報は Thunderbird ISP hooks にあります。

参考資料

ドキュメントのタグと貢献者

 このページの貢献者: trevorh, Kohei
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